富士通arrows M03のレビュー・特徴・評価まとめ
2018/02/27
富士通のSIMフリースマホarrows M03は、防塵・防水性能・おサイフケータイ機能を備えつつ、優れたコスパを実現して人気を集めたarrows M02の後継モデルです。
→参考:富士通arrows M02に触ってきたのでレビューしてみた!
IIJ meetingで富士通arrows M03が先行展示されていたのでじっくり触ってきました。
美しいデザイン
arrows M03は、アルマイト処理を施したアルミ素材を採用することで、高級感を出しています。側面部のメタリック感がすごく良さそう。
M02と比べてスリム化/軽量化されているので、携帯しやすくなっていると思います。
持ってみた感じも軽くていいですね。
基本カラーはブラック/ホワイト/ピンクの3色。
M02の基本カラーはホワイト/ブラックだけだったのですが、ピンクが追加されました。
この他に楽天モバイル限定色としてゴールド、mineo限定色としてグリーンも用意されています。
arrows M03の基本スペックをチェック!
arrows M03の基本スペックを確認してみましょう。
arrows M03
|
arrows M02
|
|
OS
|
Android 6.0
|
Android 5.1
|
ディスプレイ
|
5インチ
|
5インチ
有機EL |
解像度
|
1280×720
|
1280×720
|
CPU
|
Qualcomm Snapdragon 410
1.2GHz クアッドコア |
Qualcomm Snapdragon 410
1.2GHz クアッドコア |
RAM
|
2GB
|
2GB
|
ストレージ
|
16GB
|
16GB
|
microSD
スロット |
○
(最大200GB) |
○
(最大32GB) |
カメラ
|
前面500万画素、背面1,310万画素カメラ
|
前面240万画素、背面810万画素カメラ
|
ワイヤレス
|
IEEE802.11 a/b/g/n
|
IEEE802.11 b/g/n
|
LTE対応
|
(B1/3/8/19/26)
|
(B1/3/8/19/26)
|
バッテリ
|
バッテリ2,580mAh
|
バッテリ2,330mAh
|
SIM
|
nano SIM
|
nano SIM
|
寸法
|
約72×144×7.8mm
|
約68.9×141×8.9mm
|
重量
|
約141g
|
約149g
|
防塵・防水
|
○
|
○
|
おサイフケータイ
|
○
|
○
|
ワンセグ
|
○
|
×
|
カラーリング
|
ブラック/ホワイト/ピンク
|
ブラック/ホワイト
|
価格
(楽天モバイル:税別) |
32,800円
|
29,800円
|
OSは最新のAndroid 6.0。
液晶は5インチ、解像度は1280×720ドット。最近は5インチクラスの液晶でも1920×1080ドットのパネルを採用するモデルが増えてきましたが、M03では残念ながら1280×720ドット。
プロセッサはQualcomm Snapdragon 410 1.2GHz クアッドコア。メモリは2GB。クアッドコアプロセッサ+2GBメモリの組み合わせであれば、通常のタスクでストレスを感じるシーンは少ないと思います。
ストレージは16GB。microSDカードスロットを装備しているので、microSDカードを使うことで容量を拡張できます。最大200GBのカードに対応しているので、大容量データを保存できます。
使えるSIMカードはnanoタイプ。Androidスマホで一般的に使われるmicroSIMカードとは異なるので注意が必要です。
arrows M02とM03のスペックを比較
M02とM03のスペックを比較すると上の表のとおり。
M03は、次の点で優位性を確保しています。
・最新のAndroid 6.0を搭載
・最大200GBのmicroSDカードに対応
・カメラの画素数がアップしている
・バッテリ容量が増えた
・IEEE802.11 a規格に対応
・スリム/軽量化された
・ワンセグ対応
M03はM02の足りないところを進化させた感じですね。
楽天モバイルでの価格で比較すると、M02は29,800円、M03は32,800円。3,000円高く設定されています。
IIJ Meetingではarrows M02とM03の両方に触ることができました。左がM03、右がM02です。
M02の方が角が尖った形状になっているのに対し、M03はちょっと丸みを帯びた形状になっているのがわかります。
厚みもM03の方が薄型化されています。
一番違うのが側面部の質感。
上がM02、下がM03です。M03の側面部にはアルマイト処理を施したアルミ素材が採用されているため、非常に質感が高いです。
カメラ性能をアップ!
arrows M03ではカメラ性能を強化しています。
●F2.0のレンズを搭載:F2.0の明るいレンズを搭載していため、暗い場所でも綺麗に撮影することができます。
●ソニー製センサー:高い技術力で定評のあるソニー製のセンサーを採用しています。
●独自の画像処理エンジンを採用:富士通独自の画像処理エンジンを採用しています。
●焦点距離22mmの広角レンズ搭載:一般的にスマホのカメラには画角の狭いレンズが搭載されることが多いのですが、M03では22mmの広角レンズを搭載。より広い領域を撮影できるようになるため、集合写真を撮影するときなどに威力を発揮します。
実際に撮影してみましたが、確かに画角は広いですね。他のスマホでは一歩下がらないと画面に入りきらない状況でも、arrows M03なら入りきります。
ワンセグ対応
ロッドアンテナを内蔵しており、外付けパーツを使わなくてもワンセグを視聴可能。いつもでテレビを視聴したい人にはありがたいですね。格安スマホの場合、ワンセグに対応してないモデルが多いので、ワンセグ対応を重視している人にとってはarrows M03はオススメかもしれません。
おサイフケータイ対応
おサイフケータイ機能に対応しています。ただし、対応しているのはFelica方式のサービス(ID、WAON、楽天Edy、QUICPay、モバイルSuica、nanacoなど)のみです。
VoLTE対応
LTEを利用した音声通信サービスVoLTEに対応。対応機同士で通話すれば、高音質な通話が可能となります。
長時間駆動
arrows M03では2580mAhのバッテリを搭載。
バッテリに大きな影響を与えるディスプレイ電流を従来より大幅に低減させるなどして、富士通のWebサイトでは3日間電池を持たせることができるとしています。
また急速充電にも対応しているので、バッテリ残量が少ないときに急いで充電することが可能。
高いタフネス性能を確保
arrows M03では高いタフネス性能を確保しています。
米国国防総省が定めたMIL規格の上記14項目に準拠しています。また防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)に対応しています。
したがって、日常での利用はもちろん、アウトドアなどでハードな使い方をしても安心です。
さらに画面保護フレーム/Corning Gorilla Glass 3/ウルトラタフガード/ハードコートなど、本体を傷から防ぐための工夫も盛りだくさんです。
Super ATOK ULTIASを搭載
日本語入力システムとして高い人気を誇るATOKを採用。しかも搭載されるのは、富士通とジャストシステムが共同開発した「Super ATOK ULTIAS」。高い予測・変換精度を誇ります。
日本語入力システムは頻繁に使うので、やっぱり高性能なATOKが使えるのは安心ですね。
ライバル機種は?
同じ国産メーカーで、防水・防塵/おサイフケータイ/ワンセグに対応したスマホとしてシャープのAQUOS mini SH-M03が挙げられます。性能面ではAQUOS mini SH-M03の方が上ですが、コスパの面ではarrows M03に軍配が上がります。
→参考:富士通arrows M03とシャープAQUOS mini SH-M03のスペックの比較/まとめ
よりコスパを重視したAQUOS SH-M04も登場しています。
→参考:シャープAQUOS SH-M04と富士通arrows M03のスペックを比較してみました!
*2017/7追記:後継モデルarrwos M04が登場しました。
→参考:富士通arrows M03とM04のスペックを比較してみた!
arrows M03のまとめ
従来のM02の特徴であるタフネス性能/おサイフケータイを引き継ぎつつ、M02と比べてバッテリ容量の増加/本体のスリム化・軽量化を実現しています。あとボディにアルミ素材を用いているので高級感が出ていると思います。
カメラ機能も充実しているのはうれしいですね。広角レンズを搭載しているのは意外といいかも。スマホのカメラのレンズは画角が狭いモデルが多いので、被写体が収まりきらないことが多いんですよね。
・やっぱり国産メーカーがいい
・多少乱暴に扱っても大丈夫なタフネススマホを探している
・おサイフケータイは必須
という人にオススメだと思います。
【富士通arrows M03の価格をチェックする】
→Amazon→楽天市場
この記事執筆時点でのAmazonの販売価格は42,586円(税込)。税抜きでは39,431円になります。これは楽天モバイルの販売価格(32,800円→キャンペーン価格29,800円)と比べてもかなり割高です。楽天モバイルの場合、SIMカードとセットで購入する必要がありますが、これだけ価格差があるのであれば、楽天モバイルで購入するのもありだと思います。
MVNOでarrows M03を安くセット購入する方法!
arrows M03とSIMカードとのセット販売を行う主なMVNOは次のとおりです。
■楽天モバイル
楽天専用モデル(RM03)として専用カラーモデル(ゴールド)が用意されています。ちょっと高級感があっていいですよね。
楽天モバイルでのarrwos M03の販売価格は32,800円です(税別)。
詳しくは、arrows M03(楽天モバイルWebサイト)を参照してください。
アドセンス
アドセンス
関連記事
-
楽天モバイルで富士通arrows M02を9,800円でゲットできるキャンペーンの詳細まとめ
防水・防塵設計でおサイフケータイ機能を搭載している富士通のarrwos M02を …
-
富士通SIMフリースマホarrows m02が魅力的な機能/装備がてんこもりでいい感じに仕上がっている!
富士通から登場したSIMフリースマホarrows m02。国産メーカーのSIMフ …
-
富士通arrows M03とHUAWEI P9 liteのスペックを比較してみた!
防塵・防水性能・おサイフケータイ機能を備えた富士通 arrows M03と人気の …
-
富士通SIMフリースマホarrows M02の楽天モバイル限定モデルarrows RM02が登場!
楽天モバイルの取り扱いスマホに富士通のSIMフリースマホarrows M02が加 …
-
富士通arrows M02が家電量販店でも購入可能に!
防水性能/おサイフケータイ/ATOK搭載など、多くの機能を盛り込んだ富士通arr …
-
富士通arrows M04とシャープAQUOS SH-M04のスペックを比較してみました!
国産メーカー製で防水・防塵対応でおサイフケータイ機能を搭載した富士通arrows …
-
富士通arrows M02のSIMカードはnanoサイズ!他のAndoroidスマホと併用して使おうと思っている人は注意が必要!
富士通から登場したarrows m02は、おサイフケータイ機能、防水性能、ATO …
-
富士通arrows M02を安く購入する方法まとめ
富士通のSIMフリースマホarrows M02の前評判が高いですね。防水性能/お …
-
富士通arrows M03レビュー:非常に使い勝手のいい防水スマホ!
こんにちは、スマホ大好きのナリオーです。 富士通のarrows M03の貸出を受 …
-
富士通arrows M04のスペックレビュー・特徴まとめ
富士通のSIMフリースマホarrows M04は、防塵・防水性能・おサイフケータ …