ZenFone Goの評価とレビュー:1万円台というコスパの高さが魅力!
2017/09/15
多彩なラインアップとコストパフォーマンスの高さで日本で大人気のZenFoneシリーズから19,800円(税別)という低価格を実現したZenFone Go(ZB551KL)が登場したので、思わず購入してしまいました。ここでは、ZenFone Goの特徴/スペック/使い勝手などについて詳しくレビューしています。
ブルーのカラーリングモデルを購入
ZenFone Go(ZB551KL)には、ブラック/ホワイト/ブルーの3つのカラーリングモデルを用意(追記:レッドとピンクも追加されました。→参考:1万円台という低価格を実現したZenFone Goにレッド/ピンク色が追加されました!鮮やかな色が好きな人におすすめ!)。
個人的には、ブルーのカラーリングがすごく鮮やかで一目惚れしてしまったので、ブルーモデルを購入。
実際に見てみると艶っぽくてブルーが非常に綺麗。光を当てたときに光沢感がすごくいいですね。
低価格モデルのため、背面カバーは樹脂製なのですが、すごく質感がいいいので、チープさは感じないですね。
側面部もブルーのカラーリングになっています。
ただ、樹脂製のため、どのくらい傷付きやすいのか気になりますね。以前購入したZenFone 2もカバーが樹脂製でしたが、ケーブルの抜き差しや日々の操作で側面部が傷だらけになっています。あんまり傷が付かないといいな~
ミドルレンジのスペック!
ZenFone Go(ZB551KL)の主なスペックは次のとおり。
ZenFone Go
(ZB551KL) |
|
液晶
|
5.5
|
解像度
|
1280×720
|
OS
|
Android 5.1.1
|
CPU
|
Qualcomm Snapdragon 400(クアッドコア)
|
メモリ
|
2GB
|
ストレージ
|
16GB
|
microSD
スロット |
○
|
カメラ
|
背面800万画素
前面500万画素 |
バッテリ
|
3,010mAh
|
SIM
|
スロット数:2 / タイプ:micro SIM×2
|
ワイヤレス
|
802.11 b/g/n
|
LTE対応
|
○
(B1/3/5/6/7/8/ 9/18/19/28) |
高さ
|
151mm
|
幅
|
76.9mm
|
厚さ
|
10.7mm
|
重量
|
160g
|
価格
(税抜) |
19,800円
|
液晶は5.5インチの大型液晶を搭載。解像度は1280×720のHD対応です。
CPUはQualcomm Snapdragon 400クアッドコアプロセッサ、メモリは2GBを搭載しており、ミッドレンジモデルの位置づけとなっています。
低価格モデルながら、スマホのCPUとしてはパフォーマンスに定評のあるSnapdragonを積んでいます。また、以前の1万円台のスマホの場合、メモリが1GBしか搭載されていないモデルが多かったのですが、ZenFone Goでは2GBを搭載しているので、多少負荷のかかる作業をしても安心だと思います。
ストレージは16GB。動画などの大容量データを扱うのにはちょっと不足かもしれませんが、microSDカードスロットが装備されているので、microSDカードを差せば容量を増やすことが可能。
背面カメラは800万画素ということで、こちらはエントリークラスのスマホと同等の性能ですね。 ZenFoneシリーズのハイエンドモデルに装備されているレーザーオートフォーカス機能は残念ながら搭載されていません。前面カメラは500万画素です。
個人的には、3,010mAhという大容量バッテリを搭載しているのがうれしいですね。あと対応しているLTEバンドの数が多いので安心です。
このスペックで1万円台というのは、ASUSもかなり攻勢をかけてますね。非常にバランスの良い仕上がりになっているので、格安スマホの決定版になる予感がします。
使い勝手はいい!
Qualcomm Snapdragon 400(クアッドコア)+2GBメモリの構成なので、サクサク快適に動いてくれます。
これまでWEB/SNS/ニュース/YouTube/マップなどのアプリを使ってみましたが、処理が遅く感じられることはなし。自分の感覚では、これまで使用していたハイパフォーマンスモデルのZenFone 2(2GBメモリモデル)よりも快適に感じられます。
また液晶パネルのタッチ操作でも、もたつき感はほとんどなし。スクロールも思った通りに動作してくれる感じです。
Googleマップで拡大/縮小/移動操作を行いましたが、レスポンスの遅延もなく、スムーズに操作できました。
正直1万円台のスマホで、ここまでストレス無く作業できるとは思いませんでした。非常に完成度は高いと思います。
液晶表示は綺麗
液晶は5.5インチパネルを搭載。液晶表示はすごく綺麗です。明るさも十分。
IPSパネルのため視野角が広く、斜めから見ても綺麗に表示されます。
5インチ液晶搭載のZenFone 2 Laserと比較してみました。右がZenFone Goです。
解像度は1280×720ドット。
動画を再生してみましたが、精細感が高く、色の描写も鮮やかなので映像を堪能できます。動きの早いラグビーを全画面表示してみても滑らかに再生できました。
Amazonの電子書籍を読んでみました。特に違和感なく読めます。
漫画はなんとかセリフが判別できるレベルです。
大きめのパネルなので片手だけで操作しようとすると結構大変です。
しかし、ZenFone Goでは片手操作モードが用意されています。
このモードにすると、画面の大きさを任意に調整したり、表示位置を移動したりすることができます。
したがって、手の小さな人も片手で容易に操作することが可能です。
扱いやすさを重視したデザイン
ZenFone Goでは、扱いやすさを重視したデザインを採用。
背面部は、端に向かって丸みを帯びたラウンド加工を施しています。このため、手の平に収まりやすく、持ちやすいですね。ただし、表面がさらさらしているので、ちょっと滑りやすいです。
また音量調整ボタンは側面部ではなく、操作しやすい背面部のカメラの下に配置されています。自撮りする際のシャッターとしても利用可能です。
バッテリは取り外し可能
ZenFone Goでは、バッテリを取り外すことが可能です。
背面カバーを取り外すには、側面部にある窪みに爪を引っかけます。
バリバリと留め具を外していけば、カバーを取り外せます。カバーは樹脂製で柔らかいため、すごく取り外しやすいですね。
背面カバーを外したところ。上部にSIMカードスロットとmicroSDスロット、下部にバッテリが配置されています。
右にSIM1カードスロット。左上にSIMカード2スロット、左下にmicroSDカードスロットが配置されています。
ZenFone Goに挿入できるSIMカードはmicroSIMカードです。
こんな感じでmicroSIMカードを挿入することが可能。
一番奥まで差し込みむとこんな感じ。
バッテリを取り外すには、バッテリの左下にある窪みに指を引っかけます。
簡単に取り外せます。
バッテリはコンパクト/スリム。バッテリ容量は3,010mAhです。
au系SIMにも対応
2016年8月に実施されたアップデートにより、NTTドコモ系のSIMカードに加え、au系のSIMにも対応するようになりました。これに伴い、auの4G LTEを活用した次世代音声通信(VoLTE)を利用することが可能になります。
au系のSIMを使えるSIMフリースマホはまだ数が少ないので、1万円台というコスパに優れたZenFone Goがau系SIMに対応したのは、auユーザーには福音だと思います(ZenFoneシリーズで初のau VoLTE対応モデル)。
au系SIMカードを提供するUQ mobileがSIMカードとZenFone Goをセット販売しています。詳しくは、UQ mobile(公式Webサイト)を参照してください。
カメラをチェック!
ZenFone Goに搭載されているカメラは、背面800万画素/前面500万画素。
最近のハイエンドカメラの場合、1300万画素のカメラを搭載していることが多いので、それよりワンランク下ということになります。また、コスパ重視モデルということで、他のZenFoneシリーズで搭載されているレーザーオートフォーカス機能は搭載されていません。でも結構、実際に使ってみて、ピント合わせがすごく遅いという感じはないですね。多少時間がかかるときもありますが・・・
シャッター音はちょっと大きめ。これはZenFoneシリーズ全体に言えることなのですが、もうちょっと小さいと、静かな状況で撮影する場合にも、周りの目が気にならないんですけどね・・・
デフォルトの設定のまま撮影した作例は次のとおり(画像をクリックすると拡大します)。
室内のアクセサリーを撮影。ガラスがいい感じで描写されています。
観葉植物を撮影。ちょっと暗めでしたが、手ぶれもなく綺麗に撮影できています。
外に出て桜を撮影してみました。
こちらは光に当たった新緑。
居酒屋で料理を撮影してみました。ちょっと青っぽくなっていますが、暗めの状況ながら、綺麗に撮影できていると思います。
焼き鳥も撮影。表面のてりも綺麗に表現されており、美味しそうに撮れていると思いません?
これまで撮影した感想としては、1万円台のスマホのカメラとしては、思っていた以上に写真の仕上がりがいいので満足度は高いですね。綺麗に見せようと無理して処理している感じがなく、自然な仕上がりになっていると思います。
各パーツをチェック
ZenFone Goの各パーツをチェックしてみましょう。
上面部には電源ボタンとヘッドホン端子。
底面部にはmicro USB端子。
ここに電源ケーブルを接続します。
充電状態になると液晶左上のLEDランプが点灯します。
両側面部に端子/ボタンは配置されていません。
音量調整ボタンは、背面部のカメラの下に配置されています。
背面部の下にスピーカーが配置されています。
ミュージックビデオを視聴してみましたが、サウンドはちょっとシャカシャカするもののそんなに悪くありません。すごく高音質というところまではいっていませんが、バックグランドで再生する分には十分なレベルだと思います。
ATOKを標準搭載
ZenFone Goには、優れた日本語入力システムとして定評のあるATOKを標準で搭載。
ZenFoneシリーズではATOKを標準搭載しているモデルが多いのですが、このZenFone Goは1万円台という低価格モデルだけに、ATOKを外してくるかな~と思ったのですが、さすがはASUS!しっかり標準搭載してくれます。ATOKは、購入すると1,500円ほどするのでこれがプリインストールされているのはお得です。
実際ATOKを使い始めると、変換作業がスムーズなため、ATOKを搭載していないスマホには戻りたくなくなります。
こんな人におすすめ!
価格が1万円台と安いのにもかかわらずスペックは充実しているのでコスパ重視の人にはおすすめしたいですね。ただし、液晶が5.5インチと大きめのため、ボディが大きく重くなっているので、コンパクトさ重視の人にとってはちょっと選びづらいかもしれません。
このスペックで1万円台はお買い得!!
ASUSのZenFoneシリーズは、性能面/デザイン面で評価が高く、コスパもいいので非常に人気があります。ですが、これまでは性能重視で、低価格モデルには手を付けていない印象がありました。それが、今回登場したZenFone Goでエントリー市場に殴り込みをかけてきました。
ZenFoneシリーズらしい、デザインの完成度の高さに加え、性能面でもミドルレンジクラスのパフォーマンスを期待できます。これは、ASUSのZenFoneシリーズが気になるけど、もうちょっと安いモデルはないかな?と思っていた人に朗報だと思います。
*詳しくは、ZenFone Go詳細情報(ASUSオンラインストア)を参照してください。
ZenFone Goを安く購入する方法
SIMカードとセットで購入する
ZenFone GoとSIMカードのセット販売を行っているのは、ドコモ系ではIIJ mio/楽天モバイル、au系ではUQ mobileなど。これから格安スマホを始めようとする人、他のMVNOからMNPで移行することを検討しているのであれば、SIMカードとのセット購入もありだと思います。
*詳しくは、IIJmio(みおふぉん)/ZenFone GO(楽天モバイル公式Webサイト)/
UQ mobileを参照してください。
ZenFone Goを0円でゲットできる!
楽天モバイルのスーパーホーダイで契約する際、選択する最低利用期間によって、セット販売スマホが最大20,000円オフになります(長期優待ボーナス)。ZenFone Goをなんと0円で購入できるうえ、4,200ポイントもらえます(3年契約の場合)。
*詳しくは楽天モバイル(公式Webサイト)を参照してください。
スマホ単体で購入する
ASUSオンラインストアで購入できます。
*詳しくは、ZenFone Go詳細情報(ASUSオンラインストア)を参照してください。
ライバル機種は?
価格重視なら・・・
1万円台の格安モデルといえば、FREETELのPriori 3S(17,800円)とSAMURAI MIYABI(19,800円)の人気が高いので、競合相手になると思います。
→参考:ASUS ZenFone GoとFREETEL Priori 3Sを徹底比較!
→参考:ASUS ZenFone GoとFREETEL SAMURAI MIYABIを徹底比較!
Priori 3SもMIYABIも5インチ液晶搭載モデルなので、ボディのコンパクトさではPriori 3S/MIYABIの方が上ですが、液晶の見やすさではZenFone Goの方に軍配が上がります。
価格で見れば、Priori 3Sが一番安いうえに、4,000mAhの大容量パネルを搭載しているので、非常に魅力的だと思います。
ZenFoneシリーズで選ぶなら・・・
同じZenFoneシリーズで選ぶなら、ZenFone 2 LaserとZenFone Maxが選択肢に入りそうです。
ZenFone 2 Laser(ZE500KL)は、Goより小さい5インチ液晶を搭載したコンパクトモデルです。価格は24,800円。Goとの価格差は5,000円です。
→参考:低価格のZenFone GoとコンパクトボディのZenFone 2 Laser(ZE500KL)を徹底比較!!
ZenFone MAXは5,000mAhの大容量バッテリを搭載しており、価格は27,800円。バッテリ持続時間を重視するのであればZenFone Maxがイチオシですが、価格重視なら、性能も遜色ないZenFone Goの方が8,000円安いのでお得です。
→参考:低価格のZenFone Goと大容量バッテリ搭載のZenFone Maxを徹底比較!!
*詳しくは、ZenFone Go詳細情報(ASUSオンラインストア)を参照してください。
アドセンス
アドセンス
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Comment
はじめまして。
GoとMaxのどちらを購入するか悩んでいます。
それぞれOSバージョンやCPUに微妙な違いがあるようですが、動作感や操作感はどちらが良いと感じますか?
こんにちは。
ZenFone GoとMaxの両方を使ってみた個人的感想を書いてみます。ぼくの使用環境(Web閲覧/ツイッターなどのSNS/動画再生等)では、操作感はどちらも同じような感じですね。タッチパネルの反応も微妙な違いはありますが、全般的に良好だと思います。これまでのところ、もたつきとかが気になったことはありません。
両モデルを使っていて気になったことは、
・Maxの方が重い
・Maxの背面カバーはざらついているので、ずっと持っていても汗でべとついたりすることはあまりない。Goの方はざらつきがないのでべとつきやすい
ということですね。
以上、ぼくが使ってみた感想が参考になれば幸いです。