FREETEL MUSASHIの特徴/評価/レビュー:スマホとしてもガラケーとしても利用できるガラホ!
2016/09/18
FREETEL MUSASHIは、2つ折りの端末で形状しては従来のガラケーに似ていますが、閉じると液晶が姿を現し、スマホのスタイルで使用することが可能な「ガラホ」です。
MUSASHIを購入したので詳しくレビューしたいと思います。
スマホ/ガラケーとして利用できる
MUSASHIの最大の特徴は、4インチ液晶を2つ搭載している点。
従来のガラケーとして使用できるうえに、液晶を閉じると裏面に配置された液晶が姿を現し、スマホのように操作することが可能です。
したがって、従来のガラケーに慣れており、スマホを扱うのに躊躇している人にとっては非常に便利でしょうね。
スマホと違い物理ボタンを使えるので、物理ボタンは必須!という人とっては魅力的だと思います。MUSASHIであれば、とりあえずガラケースタイルで使い初めて、タッチパネルの操作に慣れていき、ちょっとずつスマホスタイルに移行することができます。
なので、これまでガラケーを使っていたシニア層に人気が出そうです。
キーパッド部分。ここだけ見ると、これまでのガラケーに見えます。
凹凸はあまりありません。表面には細か模様が入っており、指で触るとざらつきます。これならすべりにくく押しやすいですね。
ボタン部分を押したときの押し込み幅もちょうどいい感じ。しっかりと押した感触が伝わってきます。
ボディは大きめ
液晶を2つ搭載した、2つ折りのスタイルのため、通常のスマホと比べてボディは大きめです。構造上分厚くなるのは仕方ないですね。
ただ、これぐらいの厚みがある方が握りやすいかも。
しっかりホールドできるので、落としにくいと思います。
ぼくが持っているauのガラケーと比較してみました。左がMUSASHI。
MUSASHIの方が一回り大きいのがわかります。
キーパッド部分だけ見ても、MUSASHIの方が断然大きいですね。
ぼくは手が大きいので、なんとか指が端まで届きますが、手の小さな人や女性の場合、片手だけでキーパッドの操作をするのが難しいことがあるかもしれません。
あと、液晶を開いた状態で使う場合、上部の表裏に液晶パネルが2つくる形になり、液晶部分の方がちょっと重くなります。したがって、ずっと液晶を開いた状態で使う場合、従来のガラケーと比べて、バランスが上にくるので、ちょっと重く感じるかもしれないですね。
重量は実測値で約197g。一般的なスマホと比べて重く、実際に持ってみるとずしっとします。
MUSASHIは4インチ液晶を2つ搭載しています。同じ4インチ液晶搭載のiPhone 5と比べると上のとおり。
厚みは圧倒的にiPhoneの方が薄いです。
5インチ液晶搭載のZenFone 2 Laserと比較してみるとこんな感じです。
最近のスマホとしてはコンパクトな部類に入る4インチ液晶を搭載しているため、スマホのスタイルで使用する際には、液晶が小さめでタッチ操作しやすいですね。
片手だけで操作するのも苦になりません。
画面の端のほうまで指を伸ばすことが可能。
ボディが分厚いので、しっかりとホールドできるのもグッドです。
液晶表示は綺麗
MUSASHIには4インチ液晶を2つ搭載。同じ画面をそれぞれの液晶パネルで表示してみましたが、見え方は同じようです。
解像度はどちらのパネルも800×480ドット。解像度はそれほど高くありません。なので、小さな文字を表示するときに、ちょっと粗く感じることがあります。
液晶表示はすごく綺麗で色も鮮やか。
輝度も高く、一番高くしておけば、青空の下で使う際にも問題なく表示できました。
画像もすごく鮮明に表示されます。
動画を視聴してみましたが、すごく鮮明。動きも滑らかです。
ちょっと液晶が小さいので迫力はないけど、臨場感たっぷりで楽しめます。
ちなみにスピーカーは、裏面の下の方にあります。この位置にスピーカーがあると、スマホを持ちながら音を聞く場合、スピーカー部分を押さえてしまいがちなので注意が必要です。
ミュージックビデオを再生したのですが、サウンドについては価格相応レベル、という感じかな。ちょっと高音がシャカシャカしますが、バックグランドミュージックとして聞くには十分だと思います。
MUSASHIのスペックをチェック!
MUSASHIの主なスペックは次のとおり。
MUSASHI
|
|
カラーリング
|
ゴールド/シルバー/ブラック
|
OS
|
Android 5.1
|
CPU
|
クアッドコアCPU 1.0GHz
|
メモリ
|
1GB
|
ストレージ
|
8GB
|
メモリースロット
|
microSDカードスロット
(最大128GB) |
ワイヤレス
|
IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth 4.0 |
LTE対応
|
○
(B1/3/8/19) |
液晶サイズ
|
前面4型(800×480ドット)
内面4型(800×480ドット) |
バッテリ容量
|
2,000mAh
(電池パック交換可能) |
カメラ
|
前面200万画素
背面800万画素 |
SIM
|
スロット数:2 / タイプ:micro SIM×2
(国内で使用できるのは1つのみ) |
サイズ
|
高さ×幅×厚さ:123.1 × 63.1 × 17.6mm
約198g |
CPUはクアッドコア、メモリは1GB。これを見る限り、パフォーマンス的にはエントリースマホとして位置づけられる構成です。負荷のかかるゲームなどはちょっと厳しいかも。
ストレージは8GBを搭載。容量が少なめですが、micro SDスロットを装備しているので、microSDカードで容量を拡張することが可能です。
SIMカードスロットはmicro SIMカードスロットを2つ搭載。
バッテリ容量は2,000mAh。電池パックは交換可能です。
あとGoogle Playに対応しているので、アプリを自由にダウンロードして楽しめるようになっています。
使い勝手をチェック!
タッチパネルのレスポンスは結構いいですね。Googleマップでピンチイン/アウト作業を行う、スムーズに縮小/拡大できます。タップしての地図の移動も滑らかです。
Webブラウザで縦に長い画面のスクロール操作を行うと、たまにちょっともっさりすることがありますが、ぼくとしては、あんまり気にならないれべる。なので、これまでのところ、タッチ操作であんまりストレスを感じることはないですね。
液晶の下にボタンが3つ配置されています。中央はホームボタン。右に戻るボタン。左に設定ボタン。他のスマホの場合、戻るボタンは左にあるモデルが多いのですが、MUSASHIでは逆の位置にあります。慣れるまではちょっと使いづらいかもしれないですね。
液晶を開いて使っているときに、液晶を閉じスマホスタイルで使おうとすると画面がロックされ、ロック解除画面が表示されます。いちいち解除しなければならないのは不便だな~と思って、ツイッターにつぶやいたところ、「設定」で解除できるとのアドバイスを受けました。
「設定」-「ユーザー補助」-「携帯を閉じると自動的に画面…」の項目をオフにすると、ロック解除画面が表示されなくなり、そのまま利用できるようになりました。アドバイス、ありがとうございます!!
あと、液晶を閉じた状態で電源オンにしたいとき、左手で握ったときにちょうど薬指のところに電源ボタンが来るので、すごく押しやすいですね。細かい話ですが・・・
Kindleの電子書籍を読んでみましたが。液晶が小さいのですが、フォントサイズを大きくすれば、ストレス無く読むことができました。
ただし、漫画はちょっと厳しいですね。拡大しなくても、なんとかセリフを読むことができますが、ちょっと小さすぎる感じ。適宜、拡大する必要があると思いますね。
デザインの仕上がりもいい
FREETEL MUSASHIでは、シャンパンゴールド/ブラック/ホワイトの3つのカラーリングモデルを用意。
最初はゴールドのカラーリングがいいかな、と思っていたのですが、ネットにアップされていたゴールドモデルの写真を確認したところ、想像していたよりも色に深みがなさそうだったので、ブラックモデルにしました。
本体はプラスチック製ですが、デザイン面で安っぽい感じはまったくないです。近くで見ると、細かくヘアライン加工が施されているんですね。だらか単調な印象にならないんだ。端の部分は丸まっているので持ちやすいです。
スマホとして使うときに利用する液晶部分の仕上がりも直線を基調としたスッキリしたデザインを採用しており、いい感じ。
液晶の周囲にはヘアライン加工が施されています。
液晶の左右にはシルバーが効果的に使われており、デザイン上のアクセントになっています。
細部までよくつくりこまれていると思います。
横から見たところ。
カメラ
MUSASHIに搭載されているカメラは、前面200万画素
背面800万画素。
ちなみに、前面カメラは液晶を閉じた状態では使用不可です。
ガラケーと同じスタイルで撮影可能。
ただしカメラはキーパッドの裏側に来る形になるため、このスタイルで撮影しようとすると指が邪魔になりがち。
ぼく的には、液晶を閉じた状態で撮影する方が快適ですね。
画面に表示されるシャッターボタンを押して撮影しますが、側面部の音量調整ボタンを押しても撮影可能です。
なので、横向きで撮影する場合、音量調整ボタンを上に来る形にすると、デジカメを撮影するのと同じように写真を撮れます。レンズを手でふさぐことがなくなるうえに、
両手でしっかりホールドして撮影できるので、手ぶれが少なく、オススメです。
あとシャッター音ですが、それほど大きくないので、撮影時に周りの人の目をあまり気にしなくて済むかも。レストランで料理を撮影するときもストレス無く撮影できると思います。
実際に撮影してみましたが、明るい状況ではノイズも少なく、色もある程度綺麗に表現できていると思います。
居酒屋で焼き鳥を撮影してみました。ちょっと暗めの環境でしたが、手ぶれもなく、いい感じの仕上がりになっています。
各パーツをチェック
左側面部には音量調整ボタン。
右側面部には、電源ボタンに加えて、microUSB端子を保護するフタが配置されています。
出っ張っている部分に指を引っかければ、簡単にフタを外せます。
MUSASHIには、ヘッドホン端子が装備されていません。したがって、ヘッドホンを使用する際には、同梱されているmicroUSB-ヘッドホン端子アダプタを装着します。
充電する際にも、このmicroUSB端子を使用します。なお、MUSASHIにはLEDランプがないので、充電中ランプは点灯しません。
背面カバーは簡単に取り外せる
側面部の窪みに爪を引っかければ、背面カバーを簡単に取り外せます。
ちょっと外れたら、留め具をバリバリと外していきます。
カバーを外すと、SIMカードスロット×2とmicroSDカードスロットが姿を現します。
MUSASHIに装着できるのは、microSIMカードのみ。
SIMカードを装着したところ。
バッテリは交換可能です。
右下の窪みに指を差せば、バッテリは簡単に取り外せます。
バッテリ駆動時間は通常のスマホ並み
MUSASHIには2,000mAhの容量を持つバッテリを搭載しています。この容量は、通常のスマホと同等クラス。実際に使ってみてどのくらいバッテリが持つのか確認してみました。
輝度は最大に設定。主に使用したのは、SNS/ブラウザ/メール/ニュース/天気アプリ。ずっと使い続けたわけでなく、手が空いたときに操作する程度。
この状態を使ってみた結果は上のとおり。およそ1日半で残り10%になりました。非常にライトな使い方でこの残量ですから、ヘビーな使い方をするともっと減りは早いでしょうね。
次に充電にかかる時間も確認してみました。
経過時間
|
充電容量
|
35分後
|
32%
|
1時間後
|
56%
|
1時間20分後
|
76%
|
1時間58分後
|
100%
|
1時間で56%、2時間でフル充電することができました。
ストラップホールがついている
MUSASHIにはストラップホールが設けられています。
ストラップホール自体、大きめなので、ストラップの装着もすごく簡単。あまり手間取りませんでした。
お気に入りのストラップを付ければ、落下を防ぐことが可能です。
ボディが大きめだけど、ガラケーからの移行におすすめ!
気になるの価格設定ですが24,800円(税別)。FREETELのエントリースマホPriori 3が12,800円であることを考えれば、高めの設定ですが、液晶を2つ搭載しており、2つのスタイルを使い分けられることを考えれば、高すぎる、というところまでもいっていないかな。
こうしたスタイルを実現しているスマホはあんまりないので比較が難しいのですが、2万円台という価格設定は手が出しやすいと思います。
ボディがちょっと大きめで重いのが難点に思えますが、逆にキーパッド部分が大きいので押しやすい、ということも言えると思います。
(2016/9/18追記:価格が14,800円に改定されました)
・通話が多いのでガラケーの方が使い勝手がいいが、通話以外はスマホとして利用したい
・現在ガラケーを使っており、スマホに移行したいけど使いこなせるか不安
・両親にプレゼントして、LINEやSkypeなどのアプリでコミュニケーションをとりたい
という人にとっては魅力的な選択肢になるでしょうね。
*MUSASHIに関する詳細についてはFREETEL公式ページを参照してください。
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