UPQ Phone A01レビュー:1万5千円を切る格安スマホだけどコンパクトで使いやすい!
2016/06/22
1万5千円を切る価格でAndoroid最新OS 5.1+LTEに対応した話題のSIMロックフリースマホUPQ Phone A01に触ることができたので詳しくレビューしたいと思います。
今回は、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社主催のオープンプレスカンファレンスにお邪魔して、UPQ Phone A01に触ることができました。
従来の1万円台の格安スマホだと、価格重視ということで、LTEに対応していない、Andoroidが最新バージョンでない、などスペック面で今一つという機種が多いのですが、UPQ Phone A01は、基本的な構成はシンプルながらも、LTEに対応している、最新バージョンのAndoroidを搭載しているなど、使い勝手に優れたスマホになっています。
→参考:UPQ Phone A01は1万5千円を切るLTE対応の格安スマホ!
非常にコンパクト/軽量!
持ってみてまず感じたのがすごく軽量だということ。重量は118gしかありません。4インチ液晶搭載のiPhone 5sが112g。UPQ Phone A01は4.5インチ液晶搭載なのに重さは6gアップしているのみ。
この重さならずっと片手で持っていてもそんなに重く感じないと思います。
大きさもすごくコンパクト。ぼくは普段5インチ/5.5インチのスマホを使っているのですが、それに比べるとやはり小さいですね。片手で無理なく持てるので、電車の中でつり革につかまりながら片手で操作するときも、それほど苦労しないと思います。
薄さは8.6mm。超スリムとまではいきませんが、触っていてちょうどいい厚みです。
これぐらいの厚みならホールドしやすいですね。
片手だけで操作したい場合でも、なんとか親指が画面の隅に届きます。
女性や手の小さな人だとちょっと厳しいかな・・・
iPhone 5と比較してみました。左がUPQ Phone A01。前述したとおり、UPQ Phone A01は4.5型液晶、iPhone 5は4型液晶を搭載しているので、UPQ Phone A01の方が一回り大きいですね。
5型液晶搭載のZenFone 2 Laserと比較するとこんな感じ。
→参考:ZenFone 2 Laserに実際に触ることができたので、特徴/使い勝手について詳しくレポートするよ!
この大きさ/重さであれば、普段も大きなストレス無く持ち歩いて使うことができると思います。
洗練されたデザイン
1万円台という低価格を実現している格安スマホの場合、デザインは今一つ、というモデルが多いなか、UPQ Phone A01はデザインにも強くこだわった仕上がりになっています。
アクセントカラーは、blue×green(ブルー・バイ・グリーン)。
背面部のカラーリングは、写真左から順にホワイト、ブルー・バイ・グリーン、ブラックの3色を用意。
側面部はすべてグリーンになっています。
背面部には光沢加工が施されており、ツヤがあってすごく綺麗。ただし、指紋や汚れがつきやすいので、気になる人はこまめに拭き取る必要があります。
ホワイトカラーモデル。
側面部のグリーンがすごく鮮やか。ポップな感じなので、このカラーリングは女性に受けそう。
前面部の液晶周辺部もホワイトになっており、統一感があります。ちょっと見るとiPhoneっぽいですね。
ブルー・バイ・グリーンカラーモデル。
側面部も同じカラーリングなので一体感があります。
液晶の周辺部はブラックです。
こちらはブラックカラーモデル。
落ち着いた感じです。
ブラックだと、光沢加工処理された部分の質感がいいですね。
こちらも液晶の周辺部はブラックです。
以上、見てきたように液晶周辺部のカラーリングはブラックとホワイトの2色。背面部と前面部のカラーリングの組み合わせを選ぶことはできません。
背面部がホワイトの場合、前面部はホワイトのみ。背面部がブルー・バイ・グリーン/ブラックの場合、前面部はブラックのみ。このあたり、ブルー・バイ・グリーン/ブラックでも前面部でホワイトが選べると良かったんですけどね。
個人的には、前面部がホワイトの方が好きですね。
UPQ Phone A01は、低価格スマホですが、細かいところまでデザインがよく作り込まれていると思います。
側面部は丸まっており、触っていて気持いいですね。
この仕上がりなら、デザインにこだわる女性にも受け入れられそう。
これは開発した中澤社長が女性だということが大きいでしょうね。女性ならではの視点で、どうしたら女性に持ってもらえるのかを意識したつくりになっていると思います。
実際に操作してみたけど反応はいい!
さて次に気になる操作感についてチェックしてみましょう。いくら格安でも、動作がもっさりしていたりするのであれば、使い勝手が悪いですからね。
その前に主なスペックを確認しておきます。
UPQ Phone A01
|
|
カラーリング
|
ブルーバイグリーン/ブラック/ホワイト
|
OS
|
Android 5.1
|
CPU
|
MT6735 Cortex-A53 クアッドコア 1.3GHz
|
メモリ
|
1GB
|
ストレージ
|
8GB
|
メモリースロット
|
MicroSDメモリーカード
(最大32GBまで対応) |
ワイヤレス
|
無線LAN 802.11b/g/n
Bluetooth V4.0 |
LTE対応
|
○
(バンド1、バンド3、バンド19、バンド28) |
液晶サイズ
|
4.5型
|
解像度
|
854×480ドット
|
バッテリ容量
|
1,800mAh
|
カメラ
|
前面200万画素
背面500万画素 |
SIM
|
マイクロSIM×2
|
サイズ
|
66 ×133 ×8.6 mm (WxHxD)
|
重量
|
118g
|
価格
(税抜) |
14,500円
|
液晶は4.5型で解像度は854×480ドットと低め。
CPUは4つコアを持つクアッドコアプロセッサを搭載。メモリは1GB。最近のスマホは2GGメモリが主流になっているのですが、価格重視ということで1GBになっているのだと思います。
ストレージは8GB。8GBだとちょっと容量に不安を感じますが、UPQ Phone A01はマイクロSDスロットを装備しており、最大32GBのマイクロSDに対応しているので、容量を拡張することが可能です。
実際にちょっと触ってみたところ、思いのほか操作がキビキビしていて反応がいいですね。アプリの切替時も特にストレスは感じませんでした。
触っていた周りの人も皆、この値段の割にすごく反応がいいと話していました。今回のイベントにはガジェット好きが集結していたので、そうした人も評価するということは、やはりこのUPQ Phone A01はいい仕上がりになっていると思います。
Engadget日本の鷹木編集長も列席していたのですが、「これだけ安いのにUPQ Phone A01の反応が良くてびっくり。これならみんな欲しいと思う」と話していました。
ただし、ぼくが触ってみたとき、スクロール時の反応がちょっと遅く感じるときがありました。このあたりはスクロールが早すぎないようチューニングしているのかもしれません。
今回はそれほど負荷のかかるタスクを実行していないので、酷使した場合にどうなるのかわかりませんが、個人的には、ライトな作業をする場合には、そんなにストレスを感じることなく作業できるんじゃないかな、と思います。
起動時の初期画面はこんな感じ。
「押しつけない、だけど、使いやすい」のバランスを考えたとのこと。
黒のボタンでは、WiFi/Bluetooth/位置情報のオン/オフの切替、液晶の輝度の調整などが可能です。
初期画面の一番下にある固定アイコンの一番左には「設定」アイコンが配置されており、タップすると設定画面が表示されます。
左から2番目のアイコンをタップすると、「電話」「メッセージ」「連絡帳」にアクセスできます。
右から2番目のアイコンをタップすると「カメラ」「ギャラリー」「フォト」にアクセスできます。
デフォルトでインストールされているアプリは上のとおり。
液晶の解像度が854×480ドットなので、液晶の表示はちょっと粗い感じがしますね。
なおホームボタンや戻るボタンなどは液晶の外側に配置されています。液晶内に表示されるスマホもあるのですが、液晶の外側に表示される形式の方が、画面表示が広くなり、使いやすいと思います。
カメラ機能も試してみました。カメラの有効画素数は、前面200万画素/背面500万画素。ミッドレンジクラスのスマホと比べれば、カメラの性能は低め。
会場内は暗かったので、撮影するのには厳しい環境だったのですが、仕上がりはボチボチ。カメラ機能にこだわる人にはちょっと厳しいかな・・・
バッテリ容量は1800mAh。87%の残量が残っている状態で、残りの駆動時間は約16時間と示されました。
各パーツをチェック
次にUPQ Phone A01の各パーツについてチェックします。
右側面部。電源ボタンが配置されています。
左側面部。ボリューム調整ボタンが配置されています。
このボタンを押すと、画面上部にインジケータが表示され、音量を調整できます。
上面部にはヘッドホン端子とマイクロUSB端子が配置されています。
背面部
左上にはカメラとフラッシュが配置されています。
左下にある隙間にツメを挟めば、背面部のカバーを取り外すことが可能です。
こんな感じで、カバーをベリベリ外していけます。
中央にバッテリが配置されています。
バッテリは取り外し可能です。
マイクロSIMスロット×2とmicroSDカードスロットが配置されています。
SIMスロット、SIMスロット2ともに、LTE SIMの挿入が可能とのころ。ただし、2枚のLTE SIMを挿入した場合には、スロット1を優先してLTE接続します。
会場には梱包箱も展示されていました。
同梱箱のデザインにも強いこだわりを感じますね。まるで化粧品の梱包箱のよう。これなら、開封するときもテンション上がるだろうな~
まとめ
UPQ Phone A01は1万4,500円(税抜)のSIMフリースマホということで、どんな仕上がりになっているのか楽しみにイベントに参加したのですが、思っていた以上に完成度が高く、この価格なら購入するのもありだな、と強く思いました。
もちろん基本的なスペックは控えめなので、ゲームなどの負荷の高いタスクをこなすのはちょっと厳しいと思いますが、そこを割り切れるのであれば、いいんじゃないでしょうか。
・そんなに負荷の高いタスクは実行しない。Web閲覧/メール/SNS程度で十分
・性能よりも価格重視
・片手で軽々操作できるコンパクトなスマホが欲しい
・デザインにはこだわりたい
・2台目として格安スマホを検討している
・子供/親へのスマホ購入を検討している
という人におすすめだと思います。
アドセンス
アドセンス
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