ZenFone Max Pro(M2)購入レビュー/性能・使い勝手を評価!
2020/06/10
5,000mAhの大容量バッテリを搭載したASUS ZenFone Max Pro(M2)を購入しました。
ZenFone Max Pro(M2)の主な特徴は次のとおり。
・5,000mAhの大容量バッテリを搭載
・光沢加工が施された美しいボディを採用
・6.3インチの大型液晶パネルを搭載
・ダブルレンズを採用
ここではZenFone Max Pro(M2)の特徴・スペック、使い勝手等について詳しく解説します。
ZenFone Max Pro(M2)のメリット/デメリットまとめ
ZenFone Max Pro(M2)をしばらく使ってみて感じたメリット/デメリットは次のとおり。
【メリット】
・5000mAhの大容量バッテリを搭載。バッテリ駆動時間が長い
・ボディのデザインが美しい。光沢が非常に綺麗
・大容量バッテリ搭載モデルとしてはそんなに重くない。片手で持っても持ちづらくは感じない。
・液晶が大きく綺麗
・指紋認証の反応は高速。
・顔認証も使える。反応早い
・カメラにAIが搭載されているため、何もしなくても最適なモードで撮影できる
【デメリット】
・IEEE 802.11 b/g/nに対応しているが、高速接続できるac規格には非対応。
・接続端子がmicroUSB。上下の向きがあるため、接続の際に確認する必要あり。
・カメラのシャッター音がちょっと気になる
・ボディに指紋や汚れがつきやすい
多少のデメリットはありますが、すごく不満に感じることはないですね。IEEE 802.11 ac規格に非対応ですが、実際にWiFi環境で使っていて遅くてイライラさせられるシーンはこれまでほとんどありません。接続端子は、いちいち方向を確認するのは面倒ですが、慣れれば特に問題なし。シャッター音も静かな環境で撮影するときはスピーカーを手で抑えれば音を小さくできます。同梱されるケースをつけていれば、指紋や汚れはつきません。
液晶が大きくて綺麗だし、デザインもいいし、動きも軽快だし、そしてなによりバッテリ容量が多いので、タフに使っても安心です。さらに、バッテリ容量が多いモデルとしては、スリムで持ちやすいし、あまり重く感じません。
なかなか高い完成度を誇っています。
→ZenFone Max Pro(M2)を安く購入する方法まとめ
ZenFone Max Pro(M2)のスペックをチェック!
ZenFone Max Pro(M2)の主なスペックは次のとおり(同時発売されたZenFone Max(M2)のスペックと比較してみました)。
→参考:ZenFone Max (M2)購入レビュー/性能・使い勝手を評価!
ZenFone Max (M2)
(ZB633KL) |
ZenFone Max Pro(M2)
(ZB631KL) |
|
OS
|
Android 8.1
|
Android 8.1
|
ディスプレイ
|
6.3インチ
IPS液晶 (LEDバックライト) |
6.3インチ
IPS液晶 (LEDバックライト) Corning Gorilla Glass 6 |
解像度
|
1520×720
|
2280×1080
|
CPU
|
Qualcomm Snapdragon 632 (オクタコアCPU)
|
Qualcomm Snapdragon 660 (オクタコアCPU)
|
RAM
|
4GB
|
4GB
|
ストレージ
|
32GB
|
64GB
|
microSD
スロット |
○
(最大2TB) |
○
(最大2TB) |
カメラ
|
前面800万画素、背面1,300万画素(メインカメラ)+200万画素
|
前面1,300万画素、背面1,200万画素(メインカメラ)+500万画素
|
ワイヤレス
|
IEEE802.11 b/g/n
Bluetooth 4.2 |
IEEE802.11 b/g/n
Bluetooth 5.0 |
LTE対応
|
(B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/
19/26/28/38/41) |
(B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/
19/26/28/38/41) |
バッテリ
|
バッテリ4,000mAh
Wi-Fi通信時: 約22時間 |
バッテリ5,000mAh
Wi-Fi通信時: 約23時間 |
SIM
|
スロット数:2 / nano SIM×2
|
スロット数:2 / nano SIM×2
|
端子
|
microUSB
|
microUSB
|
カラーリング
|
ミッドナイトブラック, スペースブルー, メテオシルバー
|
コズミックチタニウム, ミッドナイトブルー
|
寸法
|
約76.2×158.4×7.7mm
|
約75.5×157.9×8.5mm
|
重量
|
約160g
|
約175g
|
同梱品
|
USB ACアダプターセット SIMイジェクトピン ZenEar ユーザーマニュアル 製品保証書 |
USB ACアダプターセット
SIMイジェクトピン ZenEar ZenEar交換用イヤーピース クリアケース ユーザーマニュアル 製品保証書 |
価格
(税抜) |
(上の画像の右がZenFone Max Pro(M2)、左がZenFone Max (M2))
→参考:ZenFone Max (M2)購入レビュー/性能・使い勝手を評価!
プロセッサは、Qualcomm Snapdragon 660を搭載。ミドルクラスの600シリーズのプロセッサです。8つのコアを搭載したオクタコアプロセッサのため、複数タスクの同時処理能力は高いと思います。
メモリは4GBを搭載。ミドルレンジのスマホとしては十分な容量を確保しています。
ストレージは64GB。コスパ重視のスマホでは32GBのストレージを搭載していることが多いのですが、ZenFone Max Pro(M2)では倍の64GBを搭載しているので、空き容量を気にする機会は少ないと思います。なお、miroSDカードスロットを装備しているので、microSDカードを装着することで容量を増やすことができます。最大2TBのmicroSDカードを利用可能。
ぼくが購入した時点での使用済みの容量は11.18GB。17%が使用されています。凄く余裕がありますね。
DSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)に対応しています。したがって、2枚のSIMカードを使って、同時に4G(VoLTE)でスタンバイ状態にすることができます。
Antutuベンチマークの結果は「131023」です。
ZenFone Max Pro(M2)はノッチ付きディスプレイを採用
ZenFone Max Pro(M2)は、ノッチ(切り欠き)付きディスプレイを採用しています。
液晶上部にノッチが設定されているのが見えます。この部分に前面カメラとLEDが配置されています。
ノッチ付きディスプレイを採用することにより、これまでよりも、ボディ全体に占める液晶の割合を高めることができます。
ノッチが嫌い!という人もいると思うので、ノッチを隠す設定がないか探してみたのですが、ぼくが確認した限りでは、ノッチを隠す設定を見つけることはできませんでした。
ZenFone Max Pro(M2)は6.3インチの大型液晶を搭載
ZenFone Max Pro(M2)は6.3インチの液晶パネルを搭載。パネルが大きめのため、映像を堪能できます。外枠が狭いので、画面を見ているときに外枠の存在が気になりにくく、没入感を高めることができます(画面占有率は90%)。やはり画面が大きいのは正義ですね。
画面の表示が綺麗で、色の表現も鮮やかなので、使っていて凄く楽しいです。クリア感もすごく高いです。
タッチパネルの反応も良好です。スクロール操作も滑らかだし、タップすると即座に反応してくれるのでストレスフリーで使えます。
液晶の一番下の部分は、外枠が広めになっています。ナビゲーションボタンは液晶内の下部に表示されるタイプです。
ZenFone Max Pro(M2)は大容量バッテリ搭載
ZenFone Max Pro(M2)は5,000mAhの大容量バッテリを搭載しています。
ASUS Webサイトのスペック欄では
・Wi-Fi通信時: 約23時間
・連続通話時間: 約2,400分 (3G)、約1,860分 (VoLTE)
・連続待受時間: 約816時間 (3G)、約840時間 (VoLTE)
と記載されています。
またリバースチャージ機能を搭載しているので、別途OTGケーブルを用意すれば、他のデバイスを充電することが可能です。つまり、ZenFone Max Pro(M2)をモバイルバッテリ代わりに使用することができます。
実際に使っていると、バッテリ容量の多さを実感します。使っていてなかなかバッテリが減らないんですよ。おかげでバッテリ残量を気にしなくても済むようになり、明らかにストレスが減りました。
ZenFone Max Pro(M2)はダブルレンズ搭載
ZenFone Max Pro(M2)は、背面1,200万画素(メインカメラ)+500万画素のダブルレンズを搭載。背景をぼかした印象的な写真を撮影することができます。
大きな特徴としてAIカメラを搭載している点が挙げられます。撮影シーンを分析して、最適なモードを選んでくれます。
選べるモードは
ピープル/フード/ドック/キャット/サンセット/スカイ/フィールド/オーシャン/フラワー/グリーン/スノー/ステージ/テキスト
の13種類。
被写体にカメラをかざすと、AIにより、自動的にモードが選択されます。そのとき画面にどのモードが選ばれたのかが表示されます。
ぼくが撮影したときも、料理にカメラを向けるとフード、室内植物にカメラを向けるとグリーンが自動選択されました。いちいちモードを選択しなくても、最適なモードが自動的に選択されるのはすごく便利です。
カメラ部分の出っ張りはあまりないので、ポケットから取り出すときも、ひっかかりにくいと思います。
撮影する際「カシャッ」という音がします。それほど大きくはありませんが、静かな環境で撮影するときにはちょっと気になると思います。もう少し小さいとありがたいんですけどね。どうしても音を出したくない場合には、底面部のスピーカーの部分を指で押さえながら撮影すると、音を小さくすることができます。
前面カメラも13000万画素と画素数が高いため、より精細感の高い写真を撮影できます。
ZenFone Max Pro(M2)で撮影した写真をアップしました。画像はクリックすると拡大されます(容量が大きいのでご注意ください)。すべてオートで撮影しています。
料理を撮影。
雑貨と緑を撮影。色の描写は鮮やかです。
いろんなシーンで撮影してみましたが、割と満足度は高めです。
デザインが美しい
ZenFone Max Pro(M2)はガラスボディを採用しており、見た目がすごく綺麗!高級感を醸し出しています。
ガラスだけに周りの映り込みはすごいですね。見る角度に応じて見え方が異なります。ZenFone Max Pro(M2)のボディを撮影するとき、自分が映り込まないようにするのが大変でした。
汚れや指紋はつきやすいので、気になる人はこまめに拭き取る必要があると思います。
ZenFone Max Pro(M2)には2つのカラーリングを用意
ZenFone Max Pro(M2)では、コズミックチタニウム/ミッドナイトブルーの2つのカラーリングが用意されています。
ぼくが購入したのはミッドナイトブルー。名前のとおり、濃いめの青色です。
こちらはコズミックチタニウム。よりライトな印象を与えます(出典:ASUS Store)。
ZenFone Max Pro(M2)はスリムで持ちやすい
ZenFone Max Pro(M2)は5,000mAhの大容量バッテリを搭載したスマホ。通常、大容量バッテリ搭載モデルは分厚く、重くなることがありますが、ZenFone Max Pro(M2)では、大容量バッテリ搭載モデルとしてはスリムに仕上がっています。
側面部は丸みを帯びた形状をしており、ホールド感がいいですね。持ちやすいです。
片手でずっと持っていても重すぎて疲れるということはないですね。
ZenFone Max Pro(M2)は指紋認証を利用可能
ZenFone Max Pro(M2)は指紋認証機能を搭載。センサーは、背面部上部中央に配置されています。
この位置にセンサーがあると、ZenFone Max Pro(M2)を手にした状態で人差し指でロックを解除しやすいですね。その代わり、ZenFone Max Pro(M2)を机の上に置いた状態では指紋認証でロックを解除できません。
ZenFone Max Pro(M2)は顔認証機能が使える
ZenFone Max Pro(M2)は顔認証機能が使えます。登録すれば、電源ボタンを押して、前面カメラを顔に向けるだけでログインできます。実際に顔認証機能を使ってみましたが、電源ボタンを押した直後にスムーズにログインできるので便利です。
ZenFone Max Pro(M2)ではSIMカード×2+SDカードの同時利用可能
ZenFone Max Pro(M2)のSIMカードスロットには、nanoSIM×2+microSDカードを同時に装着できます。なのでSIMカードを2枚差して、どちらもスタンバイ状態にしつつ、microSDカードも装着して、容量を増やすことができます。
ZenFone Max Pro(M2)の接続端子はmicroUSB
最近は前後の向きのないUSB Type-C端子を搭載したスマホが増えてきましたが、ZenFone Max Pro(M2)の接続端子はmicroUSB端子です。前後の向きがあるため、接続するときに向きを確認する必要があります。
ZenFone Max Pro(M2)はIEEE802.11 ac規格に非対応
WiFi環境で使う際、ZenFone Max Pro(M2)で利用できるWiFiはIEEE802.11 b/g/nのみ。a/ac規格には非対応です。
ac規格は、電子レンジなどの家電/Bluetoothによる電波障害を受けにくいうえに、b/g/n(b/g/nの中で最も速いn規格で600Mbps)に比べて最大通信速度が大幅に速い(6.9Gbps)という特性を備えています。
WiFi環境で快適に通信したい人は注意が必要です。
ZenFone Max Pro(M2)は防水・おサイフケータイには非対応
ZenFone Max Pro(M2)は防水・おサイフケータイ機能には非対応です。
サウンドはまあまあ
ASUSのWebサイトを見ると、ZenFone Max Pro(M2)は5つのマグネットスピーカーを搭載しており、「究極のサウンド」を楽しめるという記載がありますが、実際に音楽を聴いてみると、「わお!すごいクリア!!」という感じではありません。
個人的には、スマホとしてはまずまずの出来というふうに感じました。まあ、スマホのスピーカーを使うことはあまりないので気になりませんけどね。
ZenFone Max Pro(M2)の各パーツをチェック
ZenFone Max Pro(M2)の各パーツをチェックします。
右側面部。
電源ボタンと音量調整ボタンが配置されています。両ボタンとも、しっかり押さないと反応しない構造になっているため、ちょっと触っただけでは誤動作しません。
上面部。写真右端にマイクが配置されています。
左側面部。
SIMカードとmicroSDカードを装着するためのスロットが配置されています。スロットを引き出すには、同梱されているピンを穴に押し込みます。
底面部。上の画像の左から順にヘッドホン端子、マイク、microUSB端子、スピーカーが配置されています。
最近はヘッドホン端子がないスマホも提供されていますが、やっぱりイヤホン端子があると、従来のイヤホンをそのまま利用できるので便利だと思います。
ZenFone Max Pro(M2)にはソフトケースが付属
ZenFone Max Pro(M2)には、標準でソフトケースが同梱されています。
柔らかい素材を使っているので、脱着がしやすいし、触っていて気持いいです。透明なので、装着した状態でも、ZenFone Max Pro(M2)の光沢感のあるボディをケース越しに見ることができます。
ケースが最初から付いていると、わざわざ購入しなくてもいいので、すごくお得感がありますね。すぐに装着すれば傷が付くのを防げますし。
ZenFone Max Pro(M2)のレビューまとめ
以上、ZenFone Max Pro(M2)について詳しくみてきました。特徴をまとめると次のとおり。
・5,000mAhの大容量バッテリを搭載
・光沢感のある美しいボディを採用
・6.3インチの大型液晶パネルを搭載
・ダブルレンズを採用
やっぱりバッテリ容量が多いのは魅力的。バッテリ残量を気にしなく済むというのは本当に快適です。基本スペックも充実しているし、画面も大きくて見やすいし、ボディもそれほど大きなくて持ちやすいし、すごく使い勝手はいいと思います。
価格も3万円台半ばに設定されており、特徴/性能を踏まえればお手頃感は高いと思います。
ZenFone Max Pro(M2)を単体で安く購入する
【ZenFone Max Pro(M2)の価格をチェックする】
→ASUS Store
→Amazon→楽天市場
ZenFone Max Pro(M2)をSIMカードとセットで安く購入する方法まとめ
ZenFone Max Pro(M2)は、MVNO各社にて、SIMカードとのセットで販売されます。
ZenFone Max Pro(M2)を取り扱う主なMVNOの販売情報をまとめてみました。
OCNモバイル
OCNモバイルでは、音声SIMとのセットで24,800円で提供されますが、現在セールを実施中。12,100円で購入できます(6/15(月)11時迄)。
詳しくは、OCNモバイルONEの格安スマホ(公式サイト)を参照してください
IIJmio
IIJ mioでの販売価格は32,800円(税抜)。
音声SIMとセットで新規契約した場合、なんと19,800円で購入できるキャンペーンを実施中です(2019/7/31迄)。
*詳しくはIIJmio(みおふぉん)を参照してください。
アドセンス
アドセンス
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