Wiko tommy購入レビュー:ポップなカラーリングのエントリースマホ!
2017/02/26
tommyは、フランスのスマートフォンベンチャーWiko(ウイコウと呼ぶみたいです)が、日本市場向けに発売したエントリータイプのスマホ
クアッドコアプロセッサ+2GBメモリ+16GBストレージのエントリー構成で、価格は14,800円(税別)。最近発売されたFREETEL Priori 4(クアッドコア+2GBメモリ+16GBストレージ/14,800円)と似たような位置づけになっています。
tommyを購入したので、その特徴/スペック/使い勝手について詳しくレビューしています。
→参考:Wiko tommyとFREETEL Priori 4のスペックを比較してみました!
Wikoの創業は2011年でフランスに拠点を構えています。なんでも、「フランでシェア2位につける新興メーカー」で「欧州ではWiko旋風を起こし、アップルを抜きサムスンに迫るメーカー」なんだそうです(出典:engadget「フランスでiPhone超えの低価格スマホ「Wiko」が日本上陸、その勝算に迫る」)。へえ、全然知らなかった・・・
ポップなデザイン
tommyの大きな特徴として、非常にかわいらしいデザインになっている点が挙げられます。さすがフランス生まれ。また6色のポップなカラーリング(トゥルー・ブラック/フラッシー・レッド/クール・グレイ、ブリーン(青緑)/サン・イエロー/ホットピンク)の中から選ぶことができます。
ぼくが購入したのはブリーン。ブルーとグリーンを組み合わせた造語のようです。すごく鮮やかなカラーリング。日本じゃ、なかなか見られない色合いですね。うん、これだけで海外っぽいかも。
持っていると、ちょっとうきうきしてきますね。妻も「かわいいね、これ」といってくれました。女心もくすぐるカラーリングのようです。
外で見ると、色の綺麗さが一層際立ちます。
側面部は丸みを帯びたデザインになっています。
すっきりとした印象を与えます。
安いながらも、野暮ったい感じはまったくしないですね。よく作り込まれたデザインだと思います。
持ってみた感じ
tommyは5インチ液晶搭載スマホ。そんなにボディは大きくないですね。男性なら手の平に収まる感じ。持ちやすい大きさだと思います。
厚みは約8.8mm。すごくスリムというわけではありませんが、分厚くもありません。
重量は実測値で約163g。
バックカバーは樹脂製で、表面を触るとさらさらした感じ。そんなには滑らないので、わりと持ちやすいですね。
Wiko tommyのスペックをチェック
tommyの主なスペックは次のとおり。
tommy
|
|
OS
|
Android 6.0
|
ディスプレイ
|
5.0インチ
|
解像度
|
1280×720
|
CPU
|
Qualcomm Snapdragon 210
クアッドコア 1.3GHz×4 |
RAM
|
2GB
|
ストレージ
|
16GB
|
microSD
スロット |
○
(最大64GB) |
カメラ
|
前面500万画素、背面800万画素カメラ
|
ワイヤレス
|
IEEE802.11 b/g/n
|
LTE
|
(B1/3/8/18/19)
|
バッテリ
|
バッテリ2,500mAh
(取り外し可能) |
SIM
|
スロット数:2 / タイプ:microSIM×2
|
寸法
|
H146mm x W71.5mm x D8.8mm
|
重量
|
約165g
|
カラー
|
トゥルー・ブラック/フラッシー・レッド/クール・グレイ、ブリーン(青緑)/サン・イエロー/ホットピンク
|
価格
|
14,800円
|
プロセッサはクアッドコア、メモリは2GB、ストレージは16GB。エントリーに位置づけられるスマホの構成ですね。スペックはそこそこで価格を重視したモデルであると言えます。
実際に操作してみて、今のところ、Web閲覧/SNS/動画再生といった、比較的ライトな作業であれば、そんなにストレスは感じません。
エントリースマホのため、Antutuベンチマークのスコアは22873。スペックを考えれば、まあこのくらいのスコアが妥当なのかな。
競合モデル
この位置づけであれば、同じ価格設定のFREETEL Priori 4が競合モデルとして挙げられます。
(右がtommy、左がPriori4)
tommyとPriori 4の主なスペックを比較すると次のとおり。
tommy
|
Priori 4
|
|
ディスプレイ
|
5.0インチ
|
5.0インチ
|
解像度
|
1280×720
|
1280×720
|
CPU
|
Qualcomm Snapdragon 210
クアッドコア 1.3GHz×4 |
MTK MT6737 Cortex A53
クアッドコア 1.3GHz×4 |
RAM
|
2GB
|
2GB
|
ストレージ
|
16GB
|
16GB
|
バッテリ
|
バッテリ2,500mAh
(取り外し可能) |
バッテリ4,000mAh
(取り外し不可) |
SIM
|
スロット数:2 / タイプ:microSIM×2
|
スロット数:2 / タイプ:microSIM / nano SIM
|
Priori 4の方が大容量バッテリを搭載しています。あとPriori 4では6色のバックカバーが同梱されているので気分に合わせて交換できますが、tommyは6色のうちのいずれかを選択する必要があります。
*「Wiko tommyとFREETEL Priori 4のスペックを比較してみました!」で、より詳細に比較しています。
使い勝手をチェック
タッチパネルの反応はまあまあいいですね。上位モデルと比べると、スクロール操作時に、ちょっとカクッとすることがありますが、かといって、すごくストレスを感じるほどではないですね。
マップでの移動/拡大/縮小操作も、もたつくことなく実行可能です。
格安モデルということで指紋認証センサーは搭載されていません。最近は指紋でのログインになれているので、いちいち入力するのはちょっと面倒ですが、価格を考えれば仕方がありません。
今のところ、使っていてバックカバーが熱くなりすぎるという事態は発生していません。
液晶表示も綺麗。解像度は1280×720ドットなので、フルHD(1920×1080ドット)対応パネルを搭載してモデルと比べれば精細感は劣りますが、5インチのパネルであれば、そんなに大きくないので、これで十分だと思います。
動画も十分楽しめます。動きの早いスポーツも視聴してみましたが、滑らかに表示されました。
液晶の輝度も十分。明るい野外で見てみましたが、しっかり表示を確認できました。
音が意外にいいですね。背面部にスピーカーがあるのですが、こもったり、音量が小さかったりすることはなく、結構クリアなサウンドを楽しめます。まあ、この価格のスマホだとスピーカーがしょぼいものが多いので、それと比べれば、というところはありますが・・・
ナビゲーションボタンは、液晶内の一番下に表示されるタイプです。
カメラをチェック
tommyのカメラ機能をチェックしてみました。
カメラアプリを起動し、上下にスライドすると背面カメラ/前面カメラを切り替えることができます。右にスライドすると設定機能が、左にスライドすると撮影モードが立ち上がります。
設定画面。
撮影モード画面。選択できるモードの数はちょっと少なめかな・・・
実際にカメラで撮影してみましたが、撮影時には、周りの人がびっくりするほどの音量ではないと思いますが、ちょっと乾いた感じのシャッター音がします。フォーカス時の音はしません。ピント合わせも、そんなに高速ではありませんが、かといって遅すぎもせず、いった感じ。そんなにストレスを感じることなく撮影できます。
次に、実際に撮影した写真をアップしました(画像をクリックすると、拡大画像が表示されます)。
明るいところで撮影すると、結構いい感じの写真が撮影できると思います。
こちらは、明るい屋内で料理を撮影。おいしそうに撮影できています。ちょっと柔らかい光線がいい感じ。
アクセサリーも撮影してみました。
外の風景写真。日中だと、綺麗に撮影できます。
ちょっと暗めの室内で料理を撮影。ちょっとピントが甘いかも。
色合いはいい感じですが、もうちょっとシャープさが欲しいなあ。
夜の自動販売機を撮影してみました。ちょっと暗いのでブレが出るかな、と思ったのですが、意外と綺麗に撮れました。ある程度光があると、なんとかなるみたいです。
記録用としては十分なレベルだし、明るい環境では綺麗に撮影できる思います、ただし、どんな環境でも綺麗な写真を撮影したい、SNSに印象的な写真をアップしたいと考えているのなら、ちょっと厳しいかな、と思います。まあ、このあたりは価格相応かな、という感じですね。
各パーツをチェック
Wiko tommyの各パーツをチェックしてみましょう。
上面部。ヘッドホン端子が配置されています。
右側面部。音量調整ボタンと電源ボタンが配置されています。電源ボタンが小さめです。
左側面部には何も配置されていません。
底面部。右にmicroUSB端子が配置されています。
電源ケーブルを接続するとこんな感じ。
背面部。
中央上部にカメラレンズとフラッシュが配置されています。
カメラはちょっと出っ張っています。
背面下部にはスピーカーが配置されています。おもしろいデザインですね。ちょっと排水口みたいだけど・・・
液晶上部には前面カメラとステータスランプが配置されています。
Wiko Tommyのバックカバーは樹脂製で、簡単に取り外せます。
取り外すには、バックカバーの左下隅にある窪みに爪をひっかけてはがします。力は入りません。簡単に外れます。
上部にSIMカードスロットとmicroSDカードスロット、中央にバッテリが配置されています。
バッテリは取り外し可能です。
バッテリは非常に薄いです。
上部の右側にあるのがmciroSIMカードスロット1。この位置にあると、SIMカードスロットを差し込むのに、いちいちバッテリを取り外す必要がありません。
microSIMカードスロットを差し込んでみるとこんな感じです。
一番左にmicroSDカードスロット、その右にmicroSIMカードスロット2が配置されています。この2つのスロットにカードを差し込む場合には、バッテリを取り外す必要があります。
同梱されるACアダプタとケーブルはブラック。
まとめ
Wiko tommyを使ってみた感想は次のとおり。
・デザインはすごくいい。ブリーンのカラーリングは非常に綺麗(←妻も絶賛!)
・コンパクトで持ちやすい。
・今まで使ってみた限りでは、使い勝手はいい。
・指紋認証センサーがないのでログインがちょっと面倒
・カメラは明るいところでは綺麗に撮影できる
安いながらも、仕上がりは思っていた以上にいい感じですね。特にデザイン/カラーリングは気に入っています。価格は大事だけど、デザインも重視したい人にオススメです。
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