ZenFone 5(ZE620KL/2018)レビュー:購入して使ってみた感想/評価
2019/07/09
ZenFone 5(ZE620KL)を購入しました。液晶が大きく、表示が綺麗なうえに、デザインがスタイリッシュで動作もキビキビしているほか、カメラの画質もいいのでかなり満足度が高いです。
ここでは、ZenFone 5(ZE620KL)の特徴・スペック等について説明するほか、実際に使ってみた感想についても詳しく解説します。
【目次】
メリット/デメリットまとめ / ノッチ付きディプレイ搭載 / スタイリッシュなデザイン / ブラックとシルバーの2つのカラーリングを用意 / ZenFone 5(ZE620KL)のスペックをチェック / DSDVに対応 / カメラの画質はかなりいい! / ボディはそんなに大きく感じない / 各パーツをチェック / 指紋認証/顔認証を搭載 / 急速充電に対応しているが、付属ACアダプタでは使えない / AI充電機能を利用可能 / OptiFlexでアプリの起動を高速化できる / 前後の向きのないUSB Type-C端子を搭載 / ハイレゾ対応イヤホンを同梱 / 対応している/対応していない機能 / 同梱物をチェック / ケースを同梱 / まとめ / 安く購入する方法
メリット/デメリットまとめ
ZenFone 5(ZE620KL)を購入してしばらく使ってみて感じたメリット/デメリットは次のとおりです。
【メリット】
・画面が大きくて見やすいうえ、液晶表示がすごく綺麗。色の表示が鮮やかです。
・縦長画面なので表示領域が広い
・ミドルハイのSoc Qualcomm Snapdragon 636+6GBの大容量メモリを搭載しているため、基本性能は高い。サクサク快適に処理できます。
・バッテリの持ちはいい
・タッチパネルの反応もいい
・AIブースト機能をオンにすることで性能をアップできる
・DSDVに対応。4G+4Gの同時待受が可能です。
・指紋認証の反応も早い/顔認証も使える
・カメラの画質もいい。AIシーン分析で最適なモードを選べます。
・デザインがすごくスタイリッシュ
・クリアケースを同梱
【デメリット】
・液晶が大きいためボディも大きめ。ただし縦長画面のため、幅はそれほどなく持ちづらくはありません。
・ノッチ付きディスプレイは好き嫌いが分かれそう。ただし、ノッチを隠す設定があるので、ノッチが嫌いな人は隠せます。
・同梱されるACアダプタでは急速充電できない。ただし、同梱のACアダプタでもそこそこ高速に充電できるので個人的にはあんまり気にしていません。
さすがはASUSのメインストリームスマホZenFone 5。満足度は非常に高いですね。
ノッチ付きディプレイ搭載
ZenFone 5(ZE620KL)は、iPhone Xのように、ノッチ(切り欠き)付きディスプレイを採用しています。
液晶上部にノッチが設定されているのがわかりますね。ここに前面カメラやLEDなどが配置されています。
ノッチ付きディスプレイを採用することで、より広い領域を表示することが可能になります。端末全体のぎりぎりまで液晶で占められているのが分かりますね。
ただ、液晶の一番下の部分は、左右に比べて少し隙間が空いているのがわかります。ナビゲーションボタンは液晶内の下部に表示されるタイプです。
ナビゲーションボタンは状況に応じて非表示になりますが、固定して常時表示しておくようにすることも可能です。
19:9という縦長の液晶パネルを搭載しているので、Webブラウザやニュースアプリなど、縦長の画面を見るのに最適です。
表面は強度の高いGorilla Glass 3で覆われており、傷がつきにくくて安心です。指の滑りもいいですね。また指紋がつきにくいので、すごく使いやすいです。
なお、ノッチなしの液晶表示の方が好み、という人のために、ノッチを隠す設定も用意されています。
起動後、ソフトのアップデートを実施することでノッチがないような表示にできます。「設定」-「ディスプレイ」をタップし、「ノッチを隠す」をオンにします。
すると、ノッチがない表示になります(表示領域は狭くなります)。この設定にした場合、18:9の比率で表示されます。
タッチパネルの操作性はすごくいいですね。思った通りに滑らかに反応してくれます。低価格モデルでありがちな、カクツキはありません。
ノッチの左側の液晶部分から下方向にスワイプすると、設定が簡易表示されます。上の画像では、よく利用される6つの設定項目(モバイルデータ/WiFi/Bluetooth/音声/懐中電灯/AIブースト)が表示されているのがわかります。
ノッチの右側の液晶部分から下方向にスワイプすると、設定が詳細表示されます。上の画像では、12個の設定項目が表示されているのがわかります。
どの設定を調整したいのかに応じて使い分けが可能です。
ZenFone 5(ZE620KL)のAI機能として「スマートスクリーン」機能が用意されています。
この機能を使うと、画面を見ている間はスリープされないようにすることができます。つまり、何も操作してないが画面をずっと見ている場合などにスリープされてしまう事態を回避できます。
オン/オフは「設定」-「ディスプレイ」の「スマートスクリーン」で切り替えることができます。
液晶表示がすごく綺麗!
画面を見て思うのは、すごく表示が綺麗だということ。これ、結構感動するレベルです。
通常のIPS液晶よりもハイスペックのSuper IPS+液晶パネルを搭載しているのが効いていますね。輝度も高いので、明るいところでもとても見やすい。野外でも液晶表示が暗くて見づらいということはありません。快適に使えます。
色の描写もすごく鮮やかです。瑞々しい表現が可能。うん、これは本当にいい。
AIディスプレイ機能により、周囲の環境に合わせてディスプレイの色温度が自動的に調整されるため、最適な状態で液晶が表示されます。
文字の表示も滑らかで見やすいです。画面が大きいので、フォントを大きくしても情報量が少なくなりすぎることがありません。大きな文字で見たい人にも向いていると思います。
スタイリッシュなデザイン
ZenFone 5(ZE620KL)はデザインにもこだわっており、スタイリッシュなボディに仕上がっています。
背面はゴリラガラスを採用。背面部分の光沢がすごく綺麗です。光の当たる角度によって見え方が異なります。
指紋認証センサーを中心にして、ASUSスマホならではのスピン加工が施されているのがわかります。放射線状の筋がすごく綺麗!
カメラ部分がちょっと出っ張っているのがわかります。
側面はメタルフレームを採用。しっとりと落ち着いた印象を与えます。エッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施されており、デザイン上のアクセントになっています。
また側面部は丸みを帯びた形状になっています。
厚みもそれほどなく持ちやすいですね。
この艶やかさ、すごく気に入っています。
ブラックとシルバーの2つのカラーリングを用意
ZenFone 5(ZE620KL)には、シャイニーブラック/スペースシルバーの2つのカラーリングが用意されています。ぼくは、明るいカラーリングのスペースシルバーが気に入ったのでシルバーを購入しました。
ASUS Store AKASAKAにお邪魔したときにシャイニーブラックモデルが展示されていたので、そのときの写真もアップしておきますね。
→参考:ASUS Store AKASAKAでZenFone 5/5Z/5Qに触ってきました!
左がブラック、右がシルバー。
液晶パネルの端の部分がそれぞれブラック、シルバーですが、非常に幅が狭くなっています。
側面部を比較したところ。
ZenFone 5(ZE620KL)のスペックをチェック
ZenFone 5(ZE620KL)の主なスペックは次のとおり。
ZenFone 5
(ZE620KL) |
|
ノッチ付ディスプレイ
|
○
|
AIテクノロジー
|
○
|
OS
|
Android 8.0
|
ディスプレイ
|
6.2インチ
|
解像度
|
2246×1080
|
Soc
|
Qualcomm Snapdragon 636
|
RAM
|
6GB
|
ストレージ
|
64GB
|
microSD
スロット |
○
|
カメラ
|
前面800万画素
背面1,200万画素+広角800万画素カメラ |
バッテリ
|
バッテリ3,300mAh
|
SIM
|
スロット数:2 / nano SIM×2
|
LTE
|
FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/
B7/B8/ B18/B19/B28 TD-LTE:B38/B39/B41 |
キャリアアグリゲーション
|
2CA
|
無線LAN
|
IEEE802.11
a/b/g/n/ac |
接続端子
|
USB Type-C
|
センサー
|
GPS(GLONASS、BeiDou、Galileoサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、
近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー、RGBセンサー、NFC |
カラーリング
|
シャイニーブラック/スペースシルバー
|
寸法
|
153 ×
75.6 × 7.7 mm |
重量
|
約165g
|
価格
(税抜) (ASUSショップ) |
52,800円
|
SoCにミドルハイクラスのQualcomm Snapdragon 636を搭載。
メモリは大容量の6GBです。実際に使っていてストレスを感じるシーンは少ないですね。
Web閲覧/ニュース/SNS/動画再生といった一般的なタスクであれば、快適に作業できるレベルのパフォーマンスを確保できていると思います。ただし、負荷の高い3Dグラフィックを使うゲームはちょっと厳しいでしょうね。
こうしたゲームを快適に楽しむには、ハイエンドのQualcomm Snapdragon 845を搭載した上位モデルZenFone 5z(ZS620KL)を選択するのがベターだと思います。
ZenFone 5(ZE620KL)のストレージ容量は64GB。ぼくが使い始めたときの空き容量は51.51GB。12.49GBは使用済みの状態でした。
容量が足りなければ、microSDカードを挿入して容量を増やすことができます。利用できるmicroSDメモリーカードは最大2TBまでになります。
microSDカードを使う場合、使用できるSIMはnanoSIM1枚だけとなるので注意が必要です(nanoSIM 2枚とmicroSDカードを同時利用することはできません)。
ZenFone 5(ZE620KL)にはAIブーストという機能が用意されています。これはSoCをクロックアップする機能です。この機能をオンにすることで、処理性能をアップさせることができます。
AIブーストをオフした状態でのAntutuベンチマークの結果は上のとおり。
こちらはAIブーストをオンにした状態のスコア。AIブーストをオンにすることで、約10%の性能向上を得ることができます。
ゲームなどの負荷のかかる作業を行うときにはAIブーストをオンにすることで快適度が上がると思います。
ただし、AIブースト機能をオンにするとバッテリ消費量が増えるので、性能にこだわる必要がない状況ではオフにした方が駆動時間は増えます。
ちなみに上位モデルのZenFone 5Zのベンチマーク結果がASUS Shop Akasakaに張り出されていました(AIブーストをオンにした状態)。
ZenFone 5(ZE620KL)の約2倍となるスコアをたたき出しています。圧倒的なパフォーマンスの高さですね。3Dゲームをバリバリ楽しみたい、パフォーマンスに妥協したくないのなら、ZenFone 5Zがオススメです。
DSDVに対応
ZenFone 5(ZE620KL)は、4G+4Gの2回線同時待受が可能な「デュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)」に対応しています。
これまでのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)の場合、同時待受は4G+3Gという組み合わせしか利用できませんでした。したがって、2つの回線とも4Gを利用することはできなかったわけです。しかし、ZenFone 5(ZE620KL)では4G 2回線の同時待受が可能になります。
しかも、ドコモ/au/Y!mobileという3つのキャリアのVoLTEに対応しているため、多彩な組み合わせが可能になります。
複数のキャリアのSIMカードを自在に組み合わせて使用したい人にはすごく魅力的だと思いますね。
個人用の電話とビジネス用の電話を使い分けたい人にもありがたい機能でしょう。
ZenFone 5(ZE620KL)には、nano SIMカードスロット×2とmicorSDカード×1が用意されていますが、2枚目のnano SIMカードスロットとmicorSDカードスロットは排他利用になっています。
つまり、使える組み合わせは
1)nanoSIMカード+nanoSIMカード
2)nanoSIMカード+microSDカード
のいずれかとなります。DSDVを利用して4G+4Gの同時待受を実施する場合、microSDカードは利用できないので注意が必要です。
カメラの画質はかなりいい!
ZenFone 5(ZE620KL)は背面に1,200万画素+広角800万画素のデュアルカメラを搭載。
背面部の左上に縦に2つカメラが配置されています。この位置にあると撮影時に指がかかりやすいので注意が必要です。
撮影した写真の画質はかなり満足度高いですね。料理はおいしそうに撮影できるし、飼っている犬を撮影したら毛の質感まで綺麗に表現されるし、夜の風景も明るく取れます。
撮影時「カシャ」という乾いたシャッター音がしますが、もそれほど大きくないのであんまり気になりません。レストランなどで食べ物を撮影しても、周りの目を気にしなくても済むレベルの音量だと思います。
液晶表示が綺麗なので、撮影していて楽しいです。ただ、近接撮影するときのピント合わせがちょっと甘い気がします。料理などすごく近くによって撮影したいとき、ピントがうまく合わないときがあるので、そんなときは液晶の該当部分をタッチして手動でピント合わせするようにしています。
ZenFone 5(ZE620KL)では、AIシーン分析機能を搭載。
こちらで何もしなくても、被写体を検知して自動的に16のモードから最適なモードを選択してくれます。つまり、勝手に最適なモードを選択してくれるわけです。いちいち選べなくていいのはすごく楽チンです。
【選択できるモード】
ピープル/フード/ドッグ/キャット/サンセット/スカイ/フィールド/オーシャン/フラワー/グリーン/スノー/ナイト/ステージ/テキスト/QRコード/トライポット
被写体にカメラを向けると、何のモードを設定したのかが表示されます。上の場合、「フード」モードに設定されています。
「QRコード」モードが用意されているので、専用アプリがなくても、QRコードにカメラをかざせば、読み取ってくれます。これは便利。
実際に撮影した写真をアップしました(画像をクリックすると、リサイズ前の画像が表示されます。容量が大きいのでご注意ください)。
すべてオートモードで最高解像度(12M)で撮影。HDR機能はオフにしています。
江の島をバックに犬を撮影。すぐに「ドッグ」と判定されました。毛の質感がすごくいい感じ。着ている服の色が鮮やかです。
ちょっと暗めの居酒屋で料理を撮影。海老のテリ感が出てますね。
夜景を撮影。すごく明るく撮影できています。
なお、ZenFone 5(ZE620KL)ではメインカメラと広角カメラを切り替えることができます。こちらはメインカメラで撮影。
こちらは広角カメラで撮影。撮影できる領域がかなり左右に広がっているのがわかります。
ただし、メインカメラが1,200万画素なのに対し、広角カメラは800万画素なので、メインカメラの方が解像度の高い写真を撮影できます。
ボディはそんなに大きく感じない
6.2インチ液晶という大きめの液晶を搭載していますが、縦長のパネルを採用しており、幅が従来モデルとあんまり変わらないせいか、非常に持ちやすいですね。
5.2インチ液晶搭載のhonor 8と比較してみました。右がZenFone 5です。ZenFone 5は、honor 8よりも1インチ大きい6.2インチ液晶を搭載していますが、縦長のパネルを採用しているため、縦方向は大きいですが、横幅はそれほど大きくありません。わずか4.6mm程度広がっているだけです。
幅はそんなに変わらないため、持ちやすに大きな変化はないですね。大きい液晶を搭載しているからといって持ちづらいということはありません。
ずっと片手で持っていてもつらく感じることはないですね。すごく軽い!というわけではありませんが、液晶の大きさを考えれば、十分納得のいく重さです。電車の中で片手でずっと持っていても
ジーンズの前ポケットにすんなり入ります。大きすぎて邪魔に感じることはないですね。
ただし、手の小さな人や女性には大き過ぎるかもしれません。ZenFone 5には片手モードが用意されており、画面の大きさを自在に変更できるので、操作しづらいときは片手モードを利用してみるといいかもしれません(「設定」-「拡張機能」-「片手モード」でオン/オフ可能)。
各パーツをチェック
ZenFone 5(ZE620KL)の各パーツをチェックします。
右側面部。電源ボタンと音量調整ボタン。
上面部はマイクのみ。
左側面部。
SIMカードトレイが配置されています。同梱されているピンを使って取り出します。
底面部。USB Type-C端子、ヘッドホン端子、スピーカーが配置されています。
最近ではヘッドホン端子がないスマホが増えていますが、ZenFone 5ではしっかり搭載されています。ヘッドホン端子がないスマホの場合、充電しながらだとヘッドホンが使えないなどのデメリットが出てくるので、ぼく的にはヘッドホン端子があった方がうれしいですね。
ノッチ部分に充電/通知用LED、前面カメラが配置されています。
背面部。
左上にカメラを2つ配置。その下にLEDフラッシュが配置されています。中央上部には指紋認証センサーが配置されています。
この位置に指紋認証センサーがあると、ZenFone 5を持っている状態では人差し指を使って認証しやすいですが、机の上に置いた状態では指紋認証できません。どちらが好みかによって、賛否両論ありそうですね。
ぼくは手に持って認証するのが好きなので、この位置にある方が快適です。
ちなみにZenFone 5(ZE620KL)には、指紋認証に加えて顔認証機能も用意されているので、それで代用することも可能です。
指紋認証/顔認証を搭載
ZenFone 5(ZE620KL)には指紋認証に加えて顔認証機能も搭載しています。
設定は、「設定」-「セキュリティと画面ロック」で行います。
指紋認証の感度はすごく良好です。背面部中央にある指紋認証センサーに、登録した指をあてるだけで、さっとログインしてくれます。何度もやり直したりする必要はないのでストレスはないですね。
顔認証機能も認証もすごくスムーズ。前面カメラをきちんと顔の方向に向ければ、すっとログインしてくれます。
指が濡れていると指紋認証は反応してくれないので顔認証が使えるとすごく利便性が高まります。
認証機能は頻繁に利用する機能なので、スムーズに動作しくれないとすごくストレスが溜まりますが、その点についてZenFone 5(ZE620KL)の認証機能は、これまでのところ十分及第点をあげられる仕上がりだと思います。
なんど指を押し当ててもなかなか認証してくれないiPad(2017年モデル)の指紋認証機能とは雲泥の差です。
なおZenFone 5(ZE620KL)には、端末を持ち上げるだけでスリープ解除できる機能が用意されています。
設定するには、「設定」-「ディスプレイ」画面の下の方にある「端末を持ち上げてスリープ解除」をオンにします。
これをオンにすると、電源ボタンを押さなくても、ZenFone 5を持ち上げるだけでスリープが解除されます。顔認証機能と組み合わせて使用すれば、端末を持ち上げて、前面カメラを顔の方に向ければ、そのままログインできます。いちいち電源ボタンを押さなくてもいいのですごく楽チンです。
急速充電に対応しているが、付属ACアダプタでは使えない
ZenFone 5(ZE620KL)は3,300mAhのバッテリを搭載。カタログ値で、Wi-Fi通信時は約15.7時間、モバイル通信時は約14.2時間利用することができます。
なおZenFone 5(ZE620KL)は、わずか32分で約50%まで一気に充電できる急速充電に対応しています。しかし、カタログを確認したところ、注釈に「ZenFone 5は別途18W対応ACアダプターが必要です」という記載がありました。
残念ながら、同梱されるACアダプタを使った場合には急速充電をすることができないようです。別途18W対応ACアダプタを用意する必要があります。
同梱されるACアダプタで実際にZenFone 5(ZE620KL)を充電したみたところ、10%→60%まで充電にするのにかかった時間は約44分。これぐらいの速さで充電してくれるのであれば、大きな問題にはならないかも。
ちなみに上位モデルのZenFone 5Zには18W対応ACアダプタが同梱されるので、急速充電が可能です。
AI充電機能を利用可能
またAI充電という機能を搭載しています。
これは、過充電を防ぐことで、バッテリーの劣化を防ぎ、寿命を延ばすためのテクノロジーです。寝ている間に充電する場合、途中で100%にしてしまうと過充電になってしまいバッテリに悪影響を及ぼします。なので、以前の充電操作に基づき、朝起きたときにちょうど100%になるよう充電速度を調整してくれるみたいです。
「設定」-「電池」-「PowerMaster」-「バッテリーケア」の順にタップして表示される画面で「バッテリーケア」をオンにすることで、AI充電を利用できるようになります。
OptiFlexでアプリの起動を高速化できる
ZenFone 5にはOptiFlexという機能を搭載しています。これは、選択したアプリの起動を速くしてくれる機能です。
「設定」→「拡張機能」→「OptiFlex」で設定することが可能。
「加速」の項目をオンするとOptiFlexをオンにすることが可能。むろんオフにすることができます。
OptiFlexを使用する方法としては
1)アプリの使用状況に基づいて自動選択
2)手動でアプリを選択する方法
の2つの方法が選べます。
最大で10個のアプリを選択することが可能。頻繁に利用するアプリはOptiFlexをオンにしておくといいと思いますよ。
前後の向きのないUSB Type-C端子を搭載
ZenFone 5(ZE620KL)の接続端子はUSB Type-C。
低価格モデルの場合、microUSB端子を搭載しているモデルが多いのですが、microUSB端子だと前後の向きがあるので接続する際にいちいち向きを確認する必要があり、ちょっと面倒です。USB端子は頻繁に接続するので結構ストレスがたまります。
USB Type-C端子の場合、前後の向きがないので、向きを確認しなくてサッと接続することができ、大変快適です。
ハイレゾ対応イヤホンを同梱
ZenFone 5では、高音質音源「Hi-Res(ハイレゾ)」の再生をサポートしています。ハイレゾ対応のイヤホンが標準で同梱されるため、ハイレゾの高音質を堪能できます。
ZenFone 5ではスピーカーが2つのデュアルスピーカーを採用しています。スピーカーはハイレゾに非対応です。
対応している/対応していない機能
■テザリング
ZenFone 5(ZE620KL)はテザリング機能に対応しています。
テザリング機能をオンにすることで、他のデバイスにSIMカードを挿さなくてもWiFi経由でZenFone 5に接続し、ZenFone 5の回線を介してネットに接続できるようになります。
「設定」-「無線とネットワーク」-「テザリングとポータブルアクセス」で表示される「WiFiテザリング」をタップしてテザリング機能をオンにし、WiFiテザリングをセットアップします。ネットワーク名/パスワードは変更可能です。
■IEEE802.11ac規格
5GHz帯を利用する、高速アクセス可能なIEEE802.11ac規格に対応しています。WiFiで接続する際、ac規格を選択できる状況であれば、ac規格に対応したアクセスポイントに接続することで、快適な接続環境を構築できると思います。
■防水/防塵
ZenFone 5(ZE620KL)は防水/防塵性能を備えていません。防水/防塵性能が必要な環境で使いたい場合には、対応するハードケースを利用する必要があります。
同梱物をチェック
ZenFone 5(ZE620KL)の梱包箱には、本体のほかに、クリアケース、ヘッドホン、ACアダプタ、USB-USB Type-Cケーブル、ユーザーマニュアル/保証書、
SIMカードスロット取り出し用ピンが入っています。
ACアダプタ、USB-USB Type-Cケーブルは白色です。
コンセント部分を収納することはできないタイプです。
ケースを同梱
ZenFone 5(ZE620KL)には最初からクリアケースが同梱されています。
柔らかい素材なので簡単に装着可能。
装着したところ。背面部のスタイリッシュさは失われてしまいますが、まあ仕方のないところ。
しっかり切り込みが入っているので、ケースを付けることで使いづらくなることはありません。
このように製品と一緒にケースが入っていると、傷がつく心配を減らせるのでいいですね。気に入らなければ、別途購入すればいいと思います。
まとめ
ZenFone 5(ZE620KL)の特徴をまとめると次のとおり。
・画面が大きくて見やすいうえ、液晶表示がすごく綺麗。
・縦長画面を採用しているため、情報量が多い
・ミドルハイのSoc Qualcomm Snapdragon 636+6GBの大容量メモリを搭載しており、基本性能は高い。
・タッチパネルの反応は最高。ヌルヌル動いてくれる
・DSDVに対応。4G+4Gの同時待受が可能。
・指紋認証の反応も早い/顔認証も使える
・カメラの画質もいい。AIシーン分析で最適なモードで撮影できる
・デザインがすごくスタイリッシュ
・クリアケースを同梱
液晶表示はすごく精細感が高くて綺麗だし、性能も高めで動きがモッサリすることもありません。サクサク快適に処理できます。
デザインもスタイリッシュだし、持ちやすいし、画面は広くて見やすいし、満足度はかなり高いですね。
ミドルの性能を備えた大きめの液晶のスマホを検討している人にオススメだと思います。
ZenFone 5(ZE620KL)を安く購入する方法まとめ
■ZenFone 5(ZE620KL)を単体で安く購入する方法
ASUSオンラインショップやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで単体購入することが可能です。
ASUS Store
:52,800円(税抜)/57,024円(税込)
■ZenFone 5(ZE620KL)をMVNOで安く購入する方法
ZenFone 5(ZE620KL)を取り扱う主なMVNOの販売情報は次のとおり。SIMカードとセットで契約する必要があります。
■楽天モバイル
楽天モバイルでは夏先取りキャンペーンを実施中!音声SIMとセットで30,980円で購入できます(2019年7月11日9:59迄)。
*詳しくは楽天モバイルを参照してください。
■BIGLOBEモバイル/10,800円オフ!
BIGLOBEモバイルでの販売価格は52,800円。2,200円×24回の分割払いでのみ購入可能です。
*詳しくはBIGLOBEモバイルを参照してください。
■IIJmio
IIJ mioでの販売価格は48,800円。
*詳しくはIIJmio(みおふぉん)を参照してください。
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