ONKYO GRANBEATレビュー:サウンドへのこだわりを貫いたスマホ!
楽天モバイルのイベントにONKYOが提供するAndroidスマホGRANBEATが展示されていました。
音へのこだわりがすごい!
ONKYOといえば、皆が知っている音響メーカー。ぼくも5.1chサラウンドシステムはONKYO製です(お世話になっています!)。
そのONKYOが世に出すスマホということで、サウンドにこだわり抜いた設計になっています。
その分、ボディは重く、分厚くなっています。重量はなんと234g。5.0インチパネルとそれほど大きくない液晶を搭載しているのに、この重さ・・・
しかも厚みは約11.9mm。すごく分厚いです。スリムさはどこにもありません。
参加者も口々に「大きい」「厚い」という感想をつぶやいていました。
ボディが重く、分厚いのは、もちろん音へのこだわりを貫いたから。
ものは試し。実際にヘッドホンを装着して音楽を聴かせてもらいました。聞き慣れたTRFの音楽を流してもらったところ、明らかに次元の違うサウンドが!!陳腐な言い方ですが、クリアでなおかつバランスがいいですね。すごく心地いいサウンドです。
側面部には音量調整のダイヤルが配置されています。
横から見るとちょっと窪んだデザインになっているのがわかりますね。おかげですごく操作しやすいです。
音量を調整すると、画面に音量が傾きで表示され、
視覚的に確認できる仕組みになっています。上の画像で、黄色の面積が違っているのがわかりますよね。なかなかおもしろい仕掛けです。
右側面部には電源ボタンのほか、早送り/一時停止/巻き戻しの3つの独立したボタンが設けられているほか、ホールドスイッチも配置されています。これを見ると、担当者の方も話していましたが、「スマホにサウンドを付けたのではなく、ミュージックプレーヤーにスマホの機能を追加した」、という表現がしっくりきます。
ほんと、本体の分厚さといい、ボタン類といい、ミュージックプレーヤーの趣だもんなあ。
ヘッドホン端子は通常の3.5mm径タイプに加え、音質面でメリットのある2.5mm径タイプも搭載しています。
液晶の外枠には「HIGH RESOLUTION AUDIO」という文字がさりげなく刻印されています。
ボディは、ブラックを基調とした落ち着いたデザイン。高級オーディオといった出で立ちですね。
表面はざらついているので、滑りにくいと思います。
GRANBEATの主なスペックは次のとおり。
GRANBEAT
|
|
OS
|
Android 6.0
|
ディスプレイ
|
5.0インチIPS
|
解像度
|
1920×1080
|
CPU
|
Qualcomm MSM8956 Hexa-Core(1.8GHz×2+1.4GHz×4)
|
RAM
|
3GB
|
ストレージ
|
128GB
|
microSD
スロット |
○
(最大256GB) |
カメラ
|
前面800万画素、背面1600万画素カメラ
|
ワイヤレス
|
IEEE802.11 a/b/g/n/ac
|
LTE
|
(B1/3/7/8/19/26)
|
バッテリ
|
バッテリ3,000mAh
|
SIM
|
スロット数:2 / タイプ:nanoSIM×2
|
寸法
|
H142.3mm x W72mm x D11.9mm
|
重量
|
約234g
|
カラー
|
ブラック
|
ヘキサコアプロセッサ+3GBメモリという構成なので、処理でそれほどもたつくシーンは少ないと思います。
ストレージは大容量の128GB。音楽プレーヤーとして使うことを想定しているため、なるべく大容量のストレージを搭載するようにしたとのこと。
右側面部の下にnano SIMカードスロット×2とmicroSDカードスロットが配置されています。LTEと3Gの同時待受可能なDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応しています。
microSDカードは最大256GBのものを利用可能。内部ストレージを加えれば、最大128+256=384GBの容量を利用可能。多数の音楽ファイルを収納可能です。
こちらはnano SIMカードスロット×2を取り出したところ。
底面部には、microUSB端子が配置されています。ここまで構成にこだわるのであれば、前後の向きのないUSB Type-C端子を搭載してほしかったところですが・・・
会場では、ONKYOの技術スタッフの方から詳しい説明を受けることができました。すごく熱心で、このGRANBEATにかける想いを強く感じましたね。日本の老舗メーカーということで、すごくしっかりと製品を作っているな、という印象を受けました。
でも価格がちょっと高いんですよね。税込みで9万円強。最近のスマホはどんどん低価格化しているので、おいそれと手を出せる価格ではないですね。すごくこだわり抜いたスマホであることはわかるので、もうちょっと価格面での訴求力があれば、おもしろい存在になると思うんですけど。
以上、ONKYO GRANBEATに触ってみた感想でした。特徴をまとめると次のとおり。
・サウンドにこだわり抜いた設計
・ボディは重く/分厚い
・落ち着いたデザイン
・基本スペックは高め
・大容量のストレージを搭載
・DSDS対応
・価格は9万円強
サウンドに特化したことで、他のスマホとは全く違う特徴を備えています。音にこだわりたいのであれば、現時点では唯一の選択肢になると思います。
【ONKYO GRANBEATの価格をチェックする】
→Amazon→楽天市場
MVNOでSIMカードとセットで購入する
現時点で、MVNOでSIMカードとセットでONKYO GRANBEATを販売しているのは楽天モバイルだけです。
詳しくは、楽天モバイル(公式Webサイト)を参照してください。
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